服選び 小さなお店で 出会いあり

 真夏のような暑い日が続いていたのに、きょうは急に曇り空、肌寒いくらい。街ゆく人を観察していたら、厚手のセーターを着ている人までいる! 暑い日は、カフェのテラスにノースリーブ姿の人がずらりと並ぶのに、きょうはみんな店内へ。パリの人たちは気候の変化にとても敏感で、自分の過ごしやすい服装にすぐに調節しているのが多い、と思う。

 シャトレ界隈を散歩中、なんとも個性的な服を着ている女の子に出会った。彼女の名前はロクサーヌ。ロシア語科の大学生、19歳。このトップスは2年前に南仏へ行った時、小さな洋服屋さんで見つけたとのこと。特にアジア用品を取り扱うお店ではなく、ごく普通の服屋さんでの意外な出会いに、買う! と即決したそう。「かなり気に入っているので、よく着るの」。この服を初めて友だちに披露した時は、「キモノみたいでかわいい!」とかなり反応がよかったという。「家族も、かたちがステキ、と言ってくれたわ」

 彼女は8区に住んでいる。8区といえば、高級ブティックの並ぶシャンゼリゼやモンテーニュ大通りを思わず連想してしまう。もしかして、普段は高級店でショッピング?「有名なお店や大型ショップにはあまり興味がないの。小さなセレクトショップや蚤の市を訪れて、珍しいと感じた服を選ぶの」。自分だけのおしゃれを楽しむ彼女のこだわりには一貫性がある。ちなみにショッピングのあとはどんなところに行くの、と尋ねると、「絶対にスターバックス! 禁煙のカフェって本当に居心地がいいの」。お友だちとはどんなところに出かけるの?「映画館もよく行くし、最近はプールに通うのが楽しいの」(穂)