Lou Cantou– お昼からしっかり食べたい人向けのブラッスリー。

 ギャラリー・ラファイエットやプランタンのすぐ近くに、買い物あとのお昼ごはんにもってこいのブラッスリーがあると聞いて、さっそく友人と出かけてみた。
 このお店の昼のコースは、前菜+メイン+デザートまたはチーズで12ユーロと手ごろな値段だ。お昼からしっかり食べることが大好きなフランス人で連日超満員の人気になっている。
 前菜は、生野菜の盛り合わせや豚の鼻肉の煮こごりmuseau de porcなど定番の8品。特にゆで卵に付いてくるマヨネーズがおいしくて、パンにつけて食べたくなる。
 メインも日替わりで8品。友人はシェフおすすめの牛肉のシチュー、パプリカ風味を注文。前日から煮込まれたというシチューは、スリランカ出身の店主の心がこめられた精妙な味だ。私はブダン・ノワール(豚の血を混ぜた腸詰め)を注文。オニオンコンフィとジャガイモのピュレが添えられている。スパイスの使い方が上手で、素材のツボをおさえた田舎料理を充分に味わえた。「メインの味の秘訣はそれぞれに合うよう下ごしらえされたソース」とご主人。 
 デザートも、イル・フロタント(カスタードソースにメレンゲを浮かせてキャラメルをかけたもの)など数種類が用意されている。マロンクリームがとてもおいしかった。タルト・タタン(4ユーロ追加)も味見させてもらったが、限りなく深い味。
 常連だけでなく店頭に出された黒板をチェックしてから飛び込んでくる人も多い。店名は古いフランス語で「暖炉」という意味だそうだ。(和)

35 cité d’antin 9e 01.4874.7515 M。chaussee d’Antin
11h30-15h30(日休)。夜は15名以上の予約があった時のみ。