OVNI 582 : 2006/2/15

〈Contrat Première Embauche=
Contrat Pour l’Esclavage=
Contrat Pour Emeutes 初採用契約=奴隷契約=暴動をあおる契約〉
「僕は保守だが、政府の経営者へのプレゼントはもうたくさんだ。僕たちは、人生を築き上げていくことができるような本当の仕事が必要なんだ」

「CPEでは将来の設計が立たない。2年以内に職を失うかもしれないような私たちに誰が融資してくれるというのか?」
2月7日の〈初採用契約(CPE)〉反対デモでのスローガンや参加者の声。

9.5%

12月も、失業率が11月と比べて0.8%下がって(失業者は1万9300人減)、失業率は就労人口の9.5%に。失業者総数は231万600人。2005年度全体としては5.2%減といううれしい数字。しかし実際の新雇用は少なく、ベビーブーム世代が大量に定年退職したことが原因とみられている。

175.6cm
162.5cm

フランス人男性の平均身長。35年前の1970年は170.1センチだった。体重は72kgが77.4kgに。体型はB:102.2cm、w:89.4cm、H:93.1cm。
女性の平均身長は1970年には160.4cmだったのが162.5cmに。体重は60.6kgが62.4kgに。体型はB:93.7cm、w:79.9cm、H:93cm。バストはあまり変わっていないのにウエストは6.5cm増と太り気味の傾向が明らかになった。ちなみに一番すらりとした国民はオランダ人で男性の平均身長は182cmで体重は76kg。女性は身長170cmで体重65kg。
フランス人の体格向上に伴い、国鉄や地下鉄などでも1両当たりの座席を減らしている。バスタブも以前は幅70cm、長さ170cmだったものが、現在は幅75cm、長さ175cmのものが標準になっているという。

失業率の高い若年者の雇用促進を目的に政府が提案した〈初採用契約(CPE)〉。
各労組や大学生組合は、CPEは、2年間の試用期間中に理由を提示せずに解雇できるなど、不安定な雇用を助長するものとして一斉に反対。国会審議が始まった2月7日、全国各地で40万人(主催者側の発表。パリは4万5000人)がデモ。
●奴隷制廃止記念日、5月10日に
 シラク大統領は1月30日、奴隷制廃止記念日を5月10日とすることを明らかにした。この日は、人身売買と奴隷を〈人道に反する罪〉と認定したトビラ法が2001年に国会で最終成立した日。同法によって海外県・海外領土の同記念日はそれぞれ決められたが、本土の記念日の選考は、〈奴隷制を考える委員会〉の案に海外・海外領土選出の国会議員らが反対し、難航していた。
●植民地有益論の条文、廃止へ
 憲法評議会は1月31日、本国送還者関連法第4条の「学校の教科書で海外、とくに北アフリカの仏植民地支配がプラスの役割を果たしたことを認める」という条文に関し、「学習指導要綱の内容は、憲法が法律として定める公教育の原則に言及するものではないため、同条文は〈法律〉としての性質を持たない」との判断を下した。この判断によって、政府は国会審議を経ずに同条文を削除できる。同条文は、植民地主義を正当化するとして物議をかもし、シラク大統領が条文削除のために、憲法評議会の判断を求めていた。
●ムハンマド(マホメット)風刺漫画騒動
 デンマークの日刊紙に掲載されたイスラム教預言者ムハンマドの風刺漫画が欧州の新聞・雑誌に転載され、イスラム教徒の怒りを買っている問題は、フランスでも波紋を広げている。フランス・ソワールが2月1日付で風刺漫画を転載したことで、同紙の社主が即日、発行責任者のジャック・ルフラン氏を解任。この掲載に対して仏イスラム教評議会(CFCM)のブバクール議長が「在仏の何百万人というイスラム教徒への挑発」と非難したほか、各地でイスラム教団体が抗議のデモを展開。シラク大統領は3日、同議長との会見で「他人の信条を傷つけないよう各人に責任と尊重と節度を求める」と発言し、沈静化に努めたが、シャルリー・エブド誌(8日付)などのさらなる転載で、騒ぎは続きそうだ。
●仏男子ハンドボール、欧州選手権優勝
 仏男子ハンドボールチームは2月5日、スイス・チューリッヒで開催されていた欧州選手権大会の決勝戦で世界王者スペインを31対23で下し、優勝を決めた。ハンドボール欧州選手権で仏チームが優勝したのは初めて。
●チクングンヤ熱、レユニオン島で大流行
 蚊によってウイルスが伝播し、高熱と関節痛を伴う感染症<チクングンヤ熱>が海外県レユニオン島で猛威を振るっている。この病気は昨年12月半ばから急速に広がり、2月8日時点で島の人口の約10%にあたる約7万人が感染。1月13日に死亡した10歳の子供がこの病気によるものと判明したほか、26人の死亡の原因と疑われている。
●サルコジ内相、新移民法案の骨子を発表
 サルコジ内相は2月9日、移民規制省間委員会で〈移民選択〉の原則に基いた新移民規制・同化法の草案の内容を明らかにした。それによると、科学者、情報処理技師、芸術家など高度な能力を持った移民を優先し、3年間の滞在許可証を交付。学生は修士号取得を目指す者を優先し、最長4年の滞在許可証を交付するが、出身国に帰ることが原則。非熟練労働者は人手不足の業種のみ更新可能な1年間の許可証とする。10年以上の在仏を証明できる不法滞在者への滞在許可証の自動的交付の廃止。仏人の配偶者への正規滞在許可証発行は結婚3年後。長期間滞在する全移民に、仏語の習得や男女平等主義を受け入れる「受け入れ・同化契約」を義務づける、など。