私は食べるの大好き。そして自分で作るのも結構好きだ。だから、本屋に行くと自然とお料理コーナーに足が向いてしまう。そのコーナーの傾向が最近ちょっと変わってきた。
昔はコック帽を被った一流シェフか(ポール・ボキューズおじさん)、またはいかにもフランスの田舎のおばちゃん(マイテおばさん)という人が表紙を飾っていた本が多かった。しかし、最近はそのキャラが若くてハンサムな男の子に変わってきているらしい。先日行ったFNACでも、イギリスのジェイミー・オリバー君を筆頭に、2人のいい男が表紙を飾る本があった(ラテン系でなかなか私好み)。中をパラパラめくると、料理の写真とともにファッション雑誌のモデルのような彼らが趣味のいい服をラフに着こなして、手際よく料理をしている写真などもあった。
日本ではカリスマ主婦の栗原はるみさんなどが絶大な人気を誇っているが、どうやらこちらは、毎日仕事と家事で忙しいフランス人女性を若いいい男でノーサツというところだろうか。
何はともあれ、社会進出に平行して料理をする女性が激減している今日、かっこいいお兄さんたちが少しでも女性を台所に呼び戻してくれたら、フランス料理にまた革命が起こるのかもしれない。(イチ)