先日、ブルゴーニュ地方ヨンヌ県のサンス市に友人を訪ねた時に、同県のブリオンという町で作られているスーマントランという牛乳チーズを味見させてもらった。これが素晴らしかった! 直径13センチ、高さ4センチほどの円形で、仕上げに塩水で表面を洗いながら熟成されているので、藁色の皮からウォッシュタイプ特有の納屋のような匂い がぷ~んと立ちのぼってくる。明るいクリーム色の身はしなやかで、シャンパーニュ地方のシャウルスを思わせるような舌ざわりで、どこまでもクリーミーな味 わい。これが、皮の風味とみごとにバランスをとり合っていて、チーズ初心者でも大丈夫だろう。 このチーズ、これから秋口までが食べごろだという。パリでも大きなチーズ屋さんなら売っているかもしれないので、ぜひたずねてみてください。ワインは、年代物でなくてもいいから、やはりブルゴーニュの赤がほしいなあ。 1個5.8€。(真) |