Chimenne Badi — またたく間にオランピア劇場晴れの舞台。

 天下のオランピア劇場で、2月21日から
3日間の公演を行った歌手シメーヌ・バディ(22)は、現代のシンデレラの一人。
 1982年10月、パリ郊外のムラン市で生まれる。シメーヌという名前は、映画『エル・シド』でシメンを演じていたソフィア・ローレンに感動した父親が命名したもの。「内気でひとりぼっちだった子供時代も、この名前だけは自慢でした」。小さいときから歌手になることを夢見る。2002年、M6テレビ局の素人歌手登竜門番組ともいえる〈Popstars〉に出演して、その熱唱ぶりが、リック・アリソンなどの有能なプロデューサーの心をとらえる。翌年には、処女アルバムの『Entre nous』が60万枚以上を売り上げるという大ヒット。最近発売された『Dis-moi que tu m’aimes』もすでに30万枚以上が売れているという超大型新人だ。
 そのツヤのある力強い声といい、恋の葛藤をテーマにした歌詞といい、ララ・ファビアンを思わせる。「恋の苦しみを身近に感じることができる。メランコリーや悲しみが、私には必要なんです」
 これからも、幅広い年齢層のファンの支持を受けながら活躍しそうだ。(真)