「欧州連合への米国のアプローチの仕方が、どこか変わってきていると思う。ブッシュ大統領は、EUを本当のパートナーと考え、真剣な話し合いを望んでいると明確に表明した。私が誤解していたかどうかは、未来が明らかにしてくれるだろう」 2月23日、ブリュッセルの欧州評議会で、シラク大統領が発言。 「米国にイランを攻撃する準備ができているなどと考える欧州人がいたら、それは滑稽なことだ」 2月23日、ブリュッセルの欧州評議会で、ブッシュ大統領。 |
259万人 2004年にオルセー美術館を訪れた人の数。2003年に比べると25%増と躍進した。 322歳 32億euros 46教室
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2月17日午後、寒い北風にもかかわらずフランス銀行の前に長い列。 みんな重たそうな袋やカバンを持っている。 あっ、そうだ…きょうはフラン硬貨をユーロに交換できる最後の日だった。 経済省の発表によれば、2002年1月にユーロへ移行する以前、100億枚のフラン硬貨が流通していたが、まだその30%が交換されていないという。 未交換分(約6億ユーロ)はそのまま国の収入になる。 |
●パリ・リヨン駅の時計台復旧なる 1999年年末の強風以来、正午ちょっと前で止まったままだったリヨン駅の時計台が、6カ月の復旧工事も終わり。2月15日12時30分からふたたび動き始めた。 ●ピエール・バシュレ亡くなる 2月15日、歌手のピエール・バシュレ(60)が亡くなった。オランピア劇場で前座として歌って注目されたのが38歳と遅咲きの歌手だったが、炭坑夫を歌った『Les Corons』などで庶民の間でファンが多かった。映画『エマニュエル夫人』シリーズの主題歌を作曲し歌ったことでも知られている。 ●ゲマール経済相、引っ越し 2月16日、週刊紙『カナール・アンシェネ』は、エルヴェ・ゲマール経済相一家(妻と子供8人の10人家族)が、公費で、シャンゼリゼ大通りに近い家賃14 000ユーロ、600m2のアパートに住んでいることを暴露。同経済相は「(2月1日に)このアパートに入居したときは家賃の額を知らなかった」と弁明し、ただちにラファラン首相に引っ越しの意思を表明。ラファラン首相は、「閣僚カップルの住居は80m2以下にとどめ、子供一人につき20m2増を原則とする。またそれ以上の住居に住む場合は、差額は各閣僚が私費で払うべき」と発表。これに従えばゲマール経済相一家は240m2以下の住居で我慢しなければならない。 ●エール・フランスでスト 2月1日、オルリー空港でスチュワーデスがタラップから7メートル落下して死亡。エール・フランス社は、安全確認を怠ってタラップを移動したとして、タラップの操作に当たっていた地上勤務従業員を停職処分。この処分に対しエール・フランス各組合は「安全確保を行う人員不足が原因」として、2月18日から21日朝にかけて、オルリー空港でスト突入。国内便の半数近くが休航となり、ちょうど冬の休暇と重なったため、空港のカウンターは大混乱となった。 ●ヴィトズ選手初優勝 2月20日、ドイツのオーベルストドルフで開催されていたノルディックスキー世界選手権の男子距離30km複合で、ヴィンセント・ヴィトズ選手が優勝。同種目ではフランス選手として初の快挙。ヴィトズ選手は選手権前にドーピングの疑惑がかけられ引退も考えていたが、その後の再検査で潔白が証明されて競技に参加していた。 ●シラク大統領とブッシュ大統領仲直り? 2月21日、訪欧中のブッシュ大統領は、ブリュッセルの米国大使館にシラク大統領を招待。シラク大統領は「仏米は2世紀以上にわたって共通の価値観を抱いてきた」とし、米国のイラク侵攻以来亀裂が入っていた仏米関係の正常化を強調した。両大統領は声を揃えて、レバノンからのシリア軍の即時撤退を要求した。 |
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