交通費と宿泊費を節約しグルメ三昧、おまけ観光付。
フランスに遊びに来た姉とリヨン旅行決行。姉はフランスバカンスパス持参なので、私はSNCFの直前割引〈dernière minute〉のサイトで27eurosのチケットをゲット。ただし、帰りの分のチケットがな~い。そこで近郊の街、Valenceから帰ることに。30eurosなり。しかも、これならリヨンとヴァランスの間のHauterivesへ寄って、「郵便配達夫シュヴァルの理想宮」見学のおまけ付き。リヨンへ到着後、En mets fais ce qu’il te plaîtでランチ。(詳細はレストランの項参照)満腹のお腹を抱えて向かいにある石田氏のワイン店と隣のリュック・マノ氏のパン工房でお買い物。荷物が重たくなったら観光局へ。〈Bon Week-end à Lyon〉というパンフを入手しホテルへ直行。ホテル・デュボストは、ペラーシュ駅前で非常に便利。しかもパンフ持参で週末なら2泊目が無料♪
午後はボザール美術館へ。巨匠がひと揃いの絵画作品もいいが、〈objets d’art〉の階、インテリアや食器など生活に根ざすアートが気に入った。
マノ氏と石田氏。 ここのチョコレートが最高と皆が口を揃えるBernachonへ行き、おのぼりさん感覚で金箔入りのPalet d’or(100g 6.70euros)購入。翌朝、ペラーシュ駅前の老舗ブラッスリーGeorgesにて朝食(5euros)。ここのコーヒーはVoisinのコーヒー豆使用と、室内装飾、雰囲気だけでなく品質も保証付き。リヨンの胃袋を支える中央市場には、午前中のうちに訪れたい。市場内は広く、豚肉加工食品が充実。美味しそうなパテとソーシソン、パンを手に入れたので、テット・ドール公園でピクニック! 公園は広く、快適! 夜にそなえてのんびり過ごす。夕食は旧市街にあるLes Adretsで。ほぼ常連で埋まるこの界隈ピカイチのレストランだ。夜のコースは19euros~とリーズナブル。自家製フォアグラもエスカルゴのサラダも、鴨のローストもホタテ貝とウサギのブロシェットもおいしかった~。前菜とメインの間にはシャーベット、デザートの前には、生クリームがけか、ハーブ入りのフロマージュブランcervelle de canutがサービスされる。デザートもフルーツがたっぷりの柑橘類のコンポートに感激。もちろん、ワインも充実していて、姉は「こんな安くていいの?」を連発。シェフのウェソロブスキ氏に感謝です。小鴨のフランボワーズソース。翌朝は5時起き。リヨン6h49発の電車に乗り、St-Vallier駅下車。7h50発のバスに乗って「シュヴァルの理想宮」があるオートリーヴへ。朝早いため、シュヴァルが33年かけて築き上げたという変テコな建造物を貸し切り状態で満喫できた。帰りのバスには時間があるので、シュヴァルのお墓参りも済ませ、郵便局前のシュヴァルの像を拝みつつ、理想宮の裏から発着するバスに乗り込んだ。満足、まんぞく。(月)