1904年4月18日、「社会主義的日刊紙」を目指しジャン・ジョレスらによって創刊された “l’Humanite” が、今年の4月で百歳になり、その記念号が出版された。 ジョレス暗殺、第一次世界大戦、ロシア革命、サッコとヴァンゼッティ事件、ナチス台頭、人民戦線政府、”l’Humanite”発禁、第二次世界大戦、強制収容所、イスラエル建国、インドシナ戦争、アルジェリア独立…激動の100年を、多数の写真、そして当時の記事の抜粋で一瞥できる。 ベルリンの壁が崩壊し、”l’Humanite” のマークだった「鎌と鉄槌」も姿を消してしまい、本社もパリ中心から郊外に引っ越し、”Demandez l’Huma!”という売り声もあまり耳にしなくなった。購読者数は5万人ちょっと。ところが、昨年はそれが10%以上増えて話題になった。失業者270万人を超すフランスではまだまだその存在価値があるということだろう。(真) |
|
|
|