国籍に関係なくパックス協約を結ぶカップルが増えているようです。パックスについての経験談ですが、そのノウハウについて述べてみます。
まずパックスを取り決めるには重婚防止のための書類が必要です。外国人の場合には、シテの警察署(裁判所だったかな?)へ行ってそれを出してもらいますが、これは簡単にすみます。フランス人の場合は、居住地の市役所・町役場だったと思います。
ぼくらの場合は、財産関係もあったので、一応弁護士と相談し、パックスの書類を作成してもらいました。ついでに遺言も書いてしまいました。パックスの場合、財産は自動的には相手には行かないので、きちんと遺言を作成しておいたほうがいいです。
ぼくらはべつに年取ってるわけではないけれど、例えばパックスを取り決める前に買ったもの、車とか家とかは自動的に買った人のものになり、買った人が亡くなった場合、自動的に相手のものにはなりません。パックス協約後に購入したものは自動的に二人のものになりますが。そんなわけで、遺言は大切です。
パックス自体は簡単にできるし破棄するのも簡単ですが、これからいっしょに生活していくのですから、生活設計もきちんとたてておいたほうが良いかと思います。(匿名)