OVNI 541 : 2004/4/1

●猛暑対策進まず
 昨年夏の猛暑でお年寄り1万人以上が死亡。この悲劇を繰り返さないために、政府は、すべての老人センターに対し、6月1日までに冷房のきいた部屋を少なくとも1室設けることを義務づけた。3月16日、全国老人センター代表協会は、6月1日になっても冷房室を備えたセンターは1%に達しないだろう、と発表。政府の緊急な経済的援助を要請した。また同協会によれば、老人施設の5%は老朽化していて危険な状態にあり、閉鎖が望ましいという。
●空港や駅の警備が強化
 3月11日のマドリード列車連続爆破テロ以来、フランスでも空港や駅などでの警備が強化されている。3月14日には警戒度が「赤」に変わり、パリでは空港や国鉄駅に新たに警官160人が動員されただけでなく、軍隊からも500人近くが派遣され、所有者不明の荷物を見つけたり、不審な人物の身分証をチェックしたりする任務に当たっている。
●昨年の日刊紙購読者数
 2003年度のフランスにおける日刊紙の購読者数は、1日平均839万人で、前年度より1.6%減った。『ル・フィガロ』は5.7%減で購読者数は130万人、スポーツ紙『レキップ』は2.5%減で234万人。『ル・モンド』は3.3%増えて220万人。共産党系の『リュマニテ』は、なんと13.1%増で32万人。
「負けずにがんばろう。名誉をかけた闘いなのだから。がんばろう。フランスのための闘いなのだから…」

3月22日、ラ・ロシェルで、ラファラン首相。地方圏議会選挙第1回投票で不利な立場に追い込まれたUMP候補の応援に駆けつけた。

「自分の行為が重大な結果をもたらすことは意識していました。責任はとります。(…)私たちは、素晴らしい時を過ごしたし、マリーを心から愛していました」

3月22日の最終弁論で、ベルトラン・カンタ被告。ロック歌手カンタは、昨年7月26日、滞在先のリトアニアのビリニュスで、恋人の女優マリー・トランティニャンの顔面を殴打し、死亡させた。その裁判がビリニュスで行われている。判決は3月29日。

●奇跡的なカムバック
 3月20日、4カ月で25キロ減量して3年ぶりにリングにのぼったファブリス・ティオゾ元ヘビー・ライト級世界チャンピオンは、イタリアのシルヴィオ・ブランコ選手と対戦した。急な減量による持久力の衰えが心配されたが、往年のパンチを発揮、僅差の判定でブランコ選手を破り、WBAミドル・ヘビー級世界チャンピオンにカムバック。


ティオゾ選手、12ラウンドの激戦を終えて奥さんとキス。
「甘いものを食べ、ビールを飲みに行きたい!」

●パリで研究者2万人がデモ
 3月19日、各大学所属の研究所やC.N.R.S.(国立科学研究所)の研究員、大学教員、学生などが、パリで2万人、マルセイユ、ボルドー、リヨンなどで数千人参加のデモ。予算不足による施設・設備の老朽化、低賃金に抗議すると同時に、若手研究者550人を正式に雇用することを政府に要求。
●地方圏議会選挙で左派躍進

 3月21日、地方圏議会と県議会の選挙の第1回投票が行われた。投票率は62.11%と6年前の前回に比べると4.4%増。地方圏議会の方は、現政府の社会政策への不満票を集めた左派が前回より約3%伸びて40.15%、右派は34.47%にとどまった。ラファラン首相の地元ポワトゥー・シャラント地方では、地道な選挙活動を行ったセゴレーヌ・ロワイヤルが率いる左派(社会党・共産党・緑の党)が46.29%を集め、3月28日の第2回投票で勝利をおさめることがほぼ確実になった。ブルターニュ、ブルゴーニュ、ローヌ・アルプ、ラングドック・ルシヨンなどの各地方でも左派の伸びが著しかった。イル・ド・フランス地方では共産党も健闘して、予想を上回る7.2%を得た。
62.11%
3月21日に行われた地方圏議会および県議会選挙の投票率。6年前の選挙に比べると4.4%増。

10%
地方圏議会および県議会選挙では、選挙法の一部が変わって、得票率が10%を超えないと第2回投票に残れなくなっている。小党にとっては不利。

61 032人
3月1日現在、フランス全国の刑務所の服役者および予防拘禁者の総数で、これまでにない記録。

1215.11
最低賃金(月169時間労働・手取り)

2190
民間企業での平均給与(手取り)

2358
公務員の平均給与(手取り)



 

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