〈Morning Live〉は、2000年2月、民放テレビ局M6でスタート。番組の司会者ミカエル・ユーン(29)は、朝の7時から、一晩中パーティーで騒ぎ続けた勢いを覚醒剤でさらにかき立てているかのごとく、画面狭しと暴れ回った。女装したり、テレビでは聞かれたことがないような下品なジョークを飛ばしたり、尻を見せたりのやりたい放題! そして早起きしてブラウン管にかじりつく若者が急増。「バカをするならとことんやる。尻を見せたり、屁をひったりすることは毒ではない」 経営の学校に入ったが嫌気がさし、演劇の学校に入ったが嫌気がさし、ラジオ局で仕事をしたが嫌気がさし、最後のチャンスがテレビ。しかし〈Morning Live〉からも、マンネリになる前にと身を引き、昨年夏には〈ブラティスラ・ボーイズ〉というグループを作り、ギャグポップスでシングル150万枚! 今年の1月からは、舞台でワンマンショーと膨張し続ける。とはいえ、彼のはちゃめちゃギャグ人生には、どこか絶望感と自分への醒めた視線が感じられるのだが…。(真) |
“Tant qu’à être con, autant l’être à fond. C’est pas nocif de montrer ses fesses ou de péter un coup, ça peut même faire du bien.”
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