地下にひびきわたるディジェリドゥー。 La Java

 サルサで有名な11区にあるLa Javaが、今年からワールドミュージックのライブもプログラムに加えることになった。3月はFestival de didgeridoo。オーストラリアの原住民アボリジニーが演奏する楽器として知られているディジェリドゥーのフェスティバルだ。演奏の内容は大きく4つに分かれている。アボリジニーが演奏するような伝統的でミステリアスなスタイルのソロコンサート。ジェンベ、デルブーカなど、様々な民族のルーツである打楽器との共演。現代的なエレクトロニックやDJとの実験的なジョイント演奏。そして若い音楽家養成学校の学生たちによるコンクール…。6万年の歴史を持つといわれるユーカリの木でできているこの楽器をスタイルのちがう音楽で楽しむことができる。
 このおもしろい企画を主催しているのは〈Australian Wave〉という協会。その代表のイゴーは数年間、セーヌ川に浮かぶペニッシュで独自のコンサートの企画をし続けていた。そのペニッシュが使用できなくなったのをきっかけに、La Javaでのプログラムを担当することになった。店内は以前と変わらず、ボックス席が細長く並ぶ、往年のダンスホール風。地下にあり、天井が低くて船底にいるような感じがする。その先端にあるステージは狭くて、限られた数の観客しかミュージシャンの姿を見ることはできないが、雰囲気は充分満喫できる。
 21時から24時までのコンサートのあとは、朝方までサルサの音楽で踊り明かすこともできる。(尚)

*フェスティバルのスケジュールは
http://australianwave.free.fr
3月1日から29日までの金・土/21hから。
7€(8日と15日は10€)
105 rue du Faubourg du Temple 10e
01.4202.2052