livre : La torture et l’armee pendant la guerre d’Algerie

 オサレス元将軍は、「特別部隊アルジェリア1955-1957」の中で、アルジェリア戦争中にアルジェリア解放戦線FLNに属する(と思われる)人たちをどのように拷問し殺害したかを誇るかのように詳細に語っている。昨年12月、パリ軽罪裁判所は、この本は、戦争犯罪を賛美するものであるとし、オサレス元将軍や出版社のPerrin社に罰金の判決を下した。 
 この本の出版をきっかけに、これまで誰も語ろうとはしなかった当時のフランス軍隊による拷問を、マスコミが取り上げるようになり、さまざまな論争を巻き起こした。そんな時期に出版されたラファエル・ブランシュ著 “La torture et l’armée pendant la guerre d’Algerie” は、歴史的にこの事実に迫ろうとした貴重な一冊だ。
 歴史研究家として、これまで公開されていなかった軍の資料に直接触れ、多数の証言を集め、殴打、吊し上げ、水責め、電気ショック、強姦などの非人道的な拷問が、戦争のひとつの武器として政府にも黙認され、こうした犯罪とは日常生活では無縁なはずの兵士たちによって実行されていった事実を克明に追っていく。
「(歴史家の務めは)目を背けたくなるようなことを、しっかりと見据えることであり、不思議に似通って見えるさまざまな話が書かれたページを急いでめくってしまおうとする手をおさえることにあり、病的な誘惑やのぞき見主義に気を許さないことです…」(真)

“Insister pour regarder ce que l’on voudrait fuir, retenir la main qui voudrait rapidement tourner la page sur tous ces recits etrangement semblables, ce n’est pas céder a une tentation morbide ou au voyeurisme…”