悪食に揺らぐヨーロッパ

IT (情報テクノロジー) 革命が世界を席巻するなかで、21世紀がはじまった。IT分野における科学技術の秒進分歩の信じがたい発展の速さにめまいをおぼえるほどだ。この革命を、15世紀中葉のグーテンベルクによる印刷術の技術革命と比肩すると識者は指摘する。だが、こうした科学技術の発展ムードと裏腹に、日常の生活環境、とりわけ、食生活では、「狂牛病」問題、遺伝子組み換え食品など、不透明な食料問題による不安がわたしたちを直撃するようになった。
毎日、「今日は何を食べようか?」という問いが重い問題になりはじめている。これほどグルメの時代に!
一番気になる点が美味しさより、「何が一番安心できるか」に段々シフトしつつある。問題は、正体不明なものが、消費者の合意もなく、生産者側から一方的に押し付けられていることである。
狂牛病に関しては、本紙460号、469号でも取り上げた。これらの問題の経過を再度辿りながら、「食」の視点から問題点を整理して、生命にとって科学技術や産業形態がどのような方向に進もうとしているのか考えてみたい。 (プチ・ポア)

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