フランス柔道界を背負うダヴィッド・ドゥイエさん (31) は、この2年間手首や背中の負傷が続いて、シドニー五輪への参加も危ぶまれていたが、その五輪決勝で日本の篠原選手を優勢勝ちで破り金メダルを獲得した。「いつも自分の力に疑いを抱いていました。今日までどれほど辛抱してきたかわかってもらえたらいいのですが」と語った。微妙な判定に日本側からの抗議もあったが、篠原選手も「ドゥイエはやっぱり強かった。誤審?不満はありません」と彼の勝利を称えた。 ノルマンディー生まれ。13歳の時にはすでに身長1m85、体重100kgで、1988年にジュニアの仏チャンピオン。93年、95年、97年の世界選手権、そして96年のアトランタ五輪で金メダル。 勝利後の「人生で最良の日ですか」というジャーナリストの質問に、即座に「いいえ。最良の日は子供たちが誕生した時です」と答えていたのがとても印象的だった。(真) |
“J’ai toujours dout… |