ツール・ド・フランス

Equipe—
チームの作戦がわかるとグーンと面白くなる。
● チーム出場チームは9人の選手で構成され、20チームが出場する。予算に恵まれて優秀選手をかかえているチームには、フランスのCofidis、AG2R、スペインの Once、 Banesto、イタリアのSaeco、Mapei、オランダのRabobank、ドイツのDeutscheTelekom、米国の US Postal Service 、ベルギーのLottoなどがある。
● 各チーム内のメンバーの役割
チーム内には厳しい序列が存在する。下一桁が1番のゼッケンを付けた選手 (例えば21番)がリーダーleader。5番を付けた選手(例えば25番)
がサブリーダーlieutenant。各選手が優勝を狙うのではなく、リーダーを優勝させるために残り8人が風除けになったり、他チームのライバルを牽制したりする。1991年から1995年にかけてツール5連覇したインデュライン(スペイン)も、補佐役としてのベルナール(フランス人でかつて他チームのリーダーだった)の活躍なしには語れない。新人が主人公を演じる朝の連続ドラマに、必ず芸達者の脇役が出演しているようなものか。
● 監督の決定権
各チームの監督directeur sportifは、予備の自転車をのせたサポートカーに乗って、レースをフォロー、次々に指令を与えていくが、その指令は絶対的な力を持つ。1985年、La Vie claireチームの補佐役だったレモン選手が、ピレネー山脈で同チームのリーダー、イノー選手以上の実力を見せたが、監督の一存で無念の涙、総合優勝をイノー選手に譲っている。
昨年のツール・ド・フランスで3位と気をはいたスペインのヒーロー、エスカルティン選手。

Etape —
区間優勝を目指してゴール前のスプリント!
● 区間と区間優勝
ツールのコースは毎年変更されるが、平均して3週間で約4000キロを走る。1日の走行距離は200キロ近い。これをほぼ毎日、3週間続けて走るから驚きだ。今年は3630キロで21区間。優勝にはマイヨー・ジョーヌ (総合成績1位が着る黄色いシャツ)
を狙う総合優勝と、その日だけの区間1位を狙う区間優勝と二つある。出場選手にとっては総合優勝が夢だが、区間優勝も大きく報道されるので「まずは、どこ
かの区間で1勝!」を目指す。
● 平地ではスプリンターに注目
平地の区間では手に汗握るようなスプリントで勝負が決まることが多い。例えば、イタリアのスプリンターsprinter、マリオ・チッポリーニ選手は、33歳と自転車選手の中では超ベテランだが、ゴール前数百メートルでラストスパート、落車覚悟でライバルとつばぜり合いを演じ、昨年は4日連続区間優勝。山ではまったくダメだが、平地では目が離せない。イタリアのスプリンター、
チッポリーニ選手はどこでも大人気。

Maillot jaune—
マイヨー・ジョーヌがツールのヒーローだ。
● マイヨー・ジョーヌ
出場選手は各チームのユニホームを着て走るが、中には特別仕立てのシャツを着て走る者もいる。中でも最も価値があるのはマイヨー・ジョーヌMaillot jauneと呼ばれる黄色いシャツ。総合成績1位の選手だけが袖を通せる栄光のシャツだ。一日着るごとに2000フランの賞金が加算される。黄色の由来は1903年にツールを創設した「ロト」という新聞のページが黄色だったためといわれている。
● マイヨー・ア・ポワ、マイヨー・ヴェール
このほか、山岳賞を獲得した選手が着る赤い水玉模様のシャツMaillot a pois、平地が強いスプリンターが着用する緑のシャツMaillot
vert がある。また、毎年行われる世界選手権 (ツールと違って1日レース)の優勝者はアルカンシエルと呼ばれる虹色の帯が入ったシャツMaillot arc-en-cielを着て出場。これもかっこいい。


 

マイヨー・ジョーヌを着て
ピレネー越えをするアームストロング選手。

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