OVNI 459 : 2000/6/1

■ 人種差別を受けたら114番へ
5月16日、人種差別的な発言や行為の被害者の訴えを聞いて、適当なアドバイスを与える無料電話 (114番) が開設されたが、最初の4日間で8774件の通話があり、雇用に関しての差別を訴える声が40%以上を占めた。全体の1/3が記録されて官選知事管轄のCodac (Commission d’acces a la citoyennete 市民権獲得委員会) に報告される。

●ジャン=ピエール・ランパル氏死去

何度も訪日し日本にファンが多かったフルート奏者、ジャン=ピエール・ランパル氏が、5月20日、心臓発作で亡くなった。78歳。「彼のフルートは心に語りかけてくるものだった。世界の光のひとつが消えてしまった」とシラク大統領。

●カンヌ映画祭でアジア映画大躍進

5月21日、第53回カンヌ映画祭の表彰式が行われ、パルムドールにはデンマークのラース・フォン・トリアー監督の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が選ばれた。また同作で熱演した歌手のビョークに女優賞。アジア映画も高く評価され、グランプリには中国のチアン・ウェン監督の「鬼子来了」、監督賞は「ア・ワン・アンド・ア・ツー」を撮った台湾のエドワード・ヤンに、男優賞は香港のスター、トニー・レオン。審査員賞はイランのサミラ・マフマルバフ (20) が史上最年少で受賞。新人賞にあたるカメラドールは、やはりイランのバハマン・ゴバディとハッサン・イェクタパナに。日本映画では青山真治監督の「EUREKA」が本選の入賞は逸したものの、国際映画批評家連盟賞を受賞した。

■ 社会保障15年ぶりに黒字

5月22日、オーブリ雇用・国民連帯相は15年間赤字続きだった社会保障が、1999年度は2億フランの黒字になり、2000年度は50億フランの黒字が見込まれている、と発表。経済成長でCSG (一般社会保障負担金) などの歳入が増加していることが主な理由。98年度に施行された社会保障改革法の効果も上がりはじめているが、黒字となった老齢年金保険や家族手当の部門に比べ、健康保険部門は相変わらず93億フランの赤字。

■ 現金輸送員に”危険手当”

5月5日、ナンテールで現金輸送車が襲われ、死者1人、負傷者2人を出した事件をきっかけに、現金輸送業務に従事する人たちが、最低賃金並みの給料引き上げと「危険な職業」と認めることを要求して、5月9日からスト突入。各組合の足並みが揃ったことや、彼らの労働条件の厳しさに同情した世論のバックアップもあってストは衰えを見せず、ほとんどの現金自動引き出し機が使用不可能になり、郵便局などは5フランの額から小切手を受け付けたりした。5月23日、政府が指名した調停人などの努力も実り、現金輸送員に一律月1280フランの “危険手当”、防弾チョッキや輸送車の補強などの改善、20年以上働いた人は55歳で定年、1.5%から3%の賃上げなどの条件で、労使合意に達した。

■セガン氏に白羽の矢

5月23日、アリオ=マリ共和国連合総裁は、次期パリ市長候補者公認委員会 (保守系の共和国連合、仏民主連合、民主リベラル党の代表者で構成) は、フィリップ・セガン前総裁を選んだ、と発表した。とはいうものの、11日の聴聞会で、チベリ現パリ市長は「不公平だ」と席をたち、18日にはバラデュール元首相が「この委員会のやり方はガラス張りでない」として辞退、22日には、ド・パナフュー前パリ市助役も「(パリ市民の声を無視し) 政党論理が幅をきかせてセガン氏を支持している」と立候補を断念して、結局のところセガン氏しか残っていなかった。「まったく予想外の公認」とチベリ氏は皮肉たっぷりのコメント。

■ サルトル – ボーヴォワール広場
 4月11日チベリ市長がボーヴォワールの養女シルヴィやランズマン監督らと命名式を行ったサルトル – ボーヴォワール広場は、両人が生前に行き来したサンジェルマン大通りとボナパルト通りの角。
■ 朝市の生鮮食品には冷蔵売場が必要?
 5/16日施行のEU衛生規制により朝市の魚介類や乳製品、肉類の露店台を一定温度に維持することが義務化。それには冷蔵装置が必要だが、全国7000カ所にある朝市のうち電源設備があるのは47%(95年)。今後そうした設備が拡充しても、最小のもので最低5万フランはする冷蔵ケースをどれだけの露天商が装備できるかは疑問。
■ シャンティイ花火大会
 6/16日(金) – 17日(土) 23hからシャンティイ城を背景に数カ国が競う花火大会 (1時間半)。16日は中国・伊・カナダ・スペインが競い、17日は花火師個人作品の打ち上げ。観覧席(150F/190F/子供80F)、立見席(70F/子供10F)券はFNACなどで。
問い合わせは観光局 (03 4457 0858)へ。
■パリ市立美術館は各日曜の朝は無料
 日曜日の10h~13h、次の美術館が無料に。パリ市近代美術館、バルザック館、ブールデル美術館、カルナバレ美術館等。

 

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