入口近くのカウンターでは常連たちがにぎやかに一杯やっている。奥には落ち着いて食事ができるスペースがあり、近所に住む若いアーチストなどがテーブルを囲んでいる。窓からは木々に照明の当たったきれいな中庭が見える。
まず1リットル入りのピシェでコット・デュ・ローヌを頼んだ。72Fという安さだが、適度にコクがあってうまい。黒板のメニューには、バヴェットのステーキ、干ダラのブランダッド、アンドゥイエットといったビストロ定番料理も並んでいるが、このお店の名物はなんといってもタルタル・ステーキ。66F~68F。オーソドックスな牛肉のタルタル、最近いろんな店で見かけるようになったサケやマグロのタルタル、温かいソースがかかったインド風、イタリア風、ボルドー風のタルタルなど10種類以上が並ぶ。
食欲のあるジュンコさんは、オーソドックスのジャイアント (これだけ特別90F) を注文し、 300グラムの挽き肉と卵、各種スパイスを混ぜ混ぜ…これがタルタル・ステーキの楽しさだ。僕はイタリア風。ハンバーグ形にまとめられレアに焼かれたステーキ、その上にバジリコの香りが爽やかなピストゥーソースがたっぷりかかっている。インド風というのも味見させてもらったが、さまざまな香辛料が一体となった本格的カレーがかかっていて感心してしまった。(真)
Zabar Café
Adresse : 116 rue de Ménilmontant, 75020 Paris , FranceTEL : 01.4636.7032
アクセス : M° Gambetta
無休