★★★ Lynda Lemay 現在、カナダ出身の歌手といったらすぐに思い浮かぶのがC・ディオンやM・ファルメールといったポップス系歌手だが、 モントリオール出身の自作自演歌手リンダ・ルメイという、ケベックを中心にカナダ全土で精力的な公演活動を続ける期待の新星が登場した。彼女は、F・ルクレールやG・ヴィニョー、P・ジュリアンといった同郷の先輩歌手たちと同じようにカナダ生まれのシャンソンを大切にしている。女としての限りない優しさと強さ、女心の微妙さなどを爽やかな声でギターを弾きながら歌う。3日と4日のオランピア劇場公演はすでに満席。10日の追加公演に興味のある人は早めに予約を。日本でも彼女のCDが発売されています。 10日/20h 181F~258F (FNACほか) *Olympia : 28 bd des Capucines 9e 01.4742.2549 |
ほとんど歌われることがないヴィヴァルディのオペラ、その中の傑作アリアをバルトーリが歌ったアルバムが昨年発売され、大評判をとった。イタリア人ならではの明るいソプラノで、芝居がかった部分での歌唱力には唖然としてしまうが、それでいながら高音部を歌うときにも気品があり、バロック音楽によく合っている。この公演のプログラムもヴィヴァルディとヘンデル。伴奏はウイリアム・クリスティーが指揮するレ・ザール・フロリサン。 12日/20h 50F~350F *Theatre du Chatelet :1 pl. du Chatelet 1er 01.4028.2840 (予約は早めに) ●冴木杏奈、再びパリ公演 「タンゴの4分の2拍子は、日本にはないリズム (…) 歌いながらダンスを覚えて徐々にリズムも体の中に入ってきました」と語る冴木杏奈は、昨年3月に “Soul of tango” という素晴らしいアルバムを出したあと、ニューヨーク、パリ、ロンドンなどでライブ、国際的歌手としての実力をつけてきた。彼女の2度目のパリ公演も聴き逃せない。 23日/16h 120F/100F (前売り券) *Auditorium St-Germain des Pres : 4 rue Febibien 6e 予約は01.5624.9509 ●Septeto habanero コンパイ・セグンドのヒット曲 “Chan chan” やヴェンダースがキューバで撮った “Buena Vista Social Club” のおかげで、派手派手のサルサ以上に、キューバのしっとりとしたソンに人気が集中している。 セプテート・アバネーロは、グループが誕生してから70年以上の歴史を持つ代表的なグループだ。 29日/21h 130F *New Morning : 7-9 rue des Petites – Ecuries 10e 01.4523.5141 ●Dave Douglas / Soul on soul (RCA) 待ちに待った彼らのパリ公演は、つぶれてしまったHotbrassを改装して新たにオープンしたTrabendoで。 27日/20h30 140F *Trabendo : parc de la Villette 19e M!Porte de Pantin 01.4925.8175 |
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