最新映画情報

●Happiness
 専業主婦の長女、流行作家の美しい次女、そしてステディな相手もなく不安定な生活を送る三女。 この三人姉妹にとって「幸せ」とは一体何か? また彼女たちのまわりにどれだけ「幸せ」が存在するのか? 自分の子供の同級生をレイプしてしまう長女の夫、自分を犯した管理人を殺してバラバラに切り刻む女、ふられたことを苦に自殺してしまう男、みんな愛に飢えている。でも「愛」=「幸せ」といえるだろうか?
 はじめはテレビドラマのような安っぽい軽さが気になったが、これが案外、テーマの大袈裟ともいえる深刻さとうまく均衡を保っている。数々の事件を経て、平凡な家族団らんの場面で終わるこのフィクションの世界は、アメリカという国の不気味さを反映している。 処女長編作品”Welcome to the doll house” (95)からその独創性が評価されたトッド・ソロンズの作品。

(海)



●Pleasantville
 心に灯をともした人間だけが少しずつその色を変えていく…。モノクロとカラーを巧みに切り替えながらの映像を実現させたこの作品は、オスカー三部門ノミネートの話題作。監督はゲーリー・ロス。
 心のありようを変えること。慣習に染まりこだわりを持つと、それはむずしい。けれど、心のスイッチをひねることで、何かが変わるとすれば…。”Pleasantville”というTVドラマの中にひょんなことから入り込んだ主人公は、知らず知らずに街中に影響を与えていく。自由に目覚めた人々と、その危険を唱える人々。勇気と素直さを持ってほんの少しでも自分を変えることで、自分がどんなに美しくなるのか、知っている? そんなシンプルな問いかけが愛らしい作品だ。

                      (味)


●地球環境映像祭
 映像を通して地球の環境にもっと目を向けようという「地球環境映画祭」は、1992年から東京で開催されているが、その中の優秀作がパリで上映される。
 『いわな仙人』(荒川毅監督)は、イワナを守ろうと、20年間独自の放流を続けてきたひとりの老人の記録。『モモンガの森』(室井康勝監督)は、北海道に棲息するモモンガに焦点を当て、森と生物が共存するありさまを2年間かけて記録した作品。『地球の気持』は東京ガスの学童向け学習施設「環境エネルギー館」を松本零士のアニメで紹介。『タートル・ワールド』(オーストラリアのニック・ヒリゴス監督)は、巨大なウミガメの甲羅の上で気ままにサルたちの姿を描いたアニメ。などなど子供たちも楽しめる短編6本が、12日/16h30と20h、13日/15hと17h30の各回に一挙上映。入場無料。
*Maison de la Culture du Japon :
101bis quai Branly 15e 01.4437.9500
M!Bir-Hakeim

 

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