MA BOURGOGNE –タルタルが名物です。

 健康を気にして普段は魚料理ばかり食べているが、その反動で牛肉が恋しくなると、韓国料理ならユッケ、フランス料理ならタルタル…となる。 パリで一番美しいと言われるヴォージュ広場に面したレストラン “Ma Bourgonge” はステーキ・タルタルが自慢の店。
 生の牛肉を挽いたものにケッパーの酸味がピリリときいてあっさりしている。細かく刻んだタマネギも嫌味がない。好みによってはケチャップやマヨネーズを加える人もいるが、私はサラッとした出されたままの味付けでOK。このタルタルは不思議なもので、最初は食べごたえがないが、だんだん肉が腹に詰まってくる。もう食べられない…というころにはなくなっている。ここのタルタルは皿にボソッと、こんもり状態に肉がのせられ、こんなに食べられるものか?と思うが、前菜をとらなければ大丈夫。付け合わせにはもちろんフライドポテトだが、コレステロールを気にするならサラダも頼める。その他のスペシャリテはボージョレ地方産ソーセージ、カスレ、ボルドー産子牛の腎臓、アンドゥイエット、とメニューはハード。だからデザートはサンルイ島”ベルティヨン”のアイスクリームでおなかを甘味で包んであげましょう。
 レストランの中より、眺めのいいテラス席の方がおすすめ。夏はもちろん、冬場で北風が吹いていても、傘型の暖房のおかげで外で気持ちよく食事ができる。席の間を縫うように、ヴォージュ広場の回廊を通り抜けるオシャレな人々を観察するのも楽しい。だからちょっと気取ったデートコースにお勧め、だが値段もハードだ。メイン一皿で90F~115F (タルタル 110F)。デザートは30F~50F。カフェは14Fだった。コースは195F。でもたまにしか食べないステーキ・タルタル。マレ地区で散財したついでにドーンと食べよう。

(麦)

*19 place des Vosges 4e 01 4278.4464 年中無休 (08h~01h)。カード不可。