Grappa 2018-07-27 ワイン以外のお酒 0 イタリア人カップルの家に夕食に招かれ、食後のコーヒーどき。フランチェスコ君が、エスプレッソの脇に小グラスを置いた。あっ、この匂い。「グラッパ!」。ブルゴーニュなどのマール酒同様にブドウの種や皮などの搾りかすから作られる蒸留酒。瓶に 「Amarone」とあるから、名高いワイン、ア [...]
Faire un tabac(大成功をおさめる)110 2018-07-26 おキミのフランス語表現 0 1560年カトリーヌ・メディシス時代にリスボンの仏大使ジャン・ニコがフランスに持ち帰った薬草が〈l’herbe à Nicot〉(ニコ・ハーブ)と呼ばれ、「ニコチン」という名称が生まれた。19世紀初頭から〈tabacタバコ〉は多義語として活躍。19世紀の漁業界で「激しい嵐」のこと [...]
ソラマメ 2018-07-26 肉料理 0 八百屋に、今が旬の、10センチ以上の細長いサヤに包まれたソラマメfèveがうず高く積まれている。キロ4ユーロ前後だけれど、サヤから出し、さらに薄皮をむくと20%以下の重さになってしまうのだから、なかなか高価な食材だ。 一番のおすすめは塩ゆで。豆が新しいかどうかによってゆで時間 [...]
夏の食卓に欠かせない、メロンの香りと柔らかな甘さ…。 2018-07-24 デザート 0 Melon 夏の果物といえば、日本ではスイカ、フランスではメロン。今年は、暑い日が続いていることもあってか、メロンの当たり年のようで、中くらいのものが「2個で4ユーロ!」などと八百屋の店頭で安売りされている。アントレにもデザートにもなるメロン、どんどん利用したいものだ。 選ぶ [...]
Alex Singerの自転車 2018-07-24 MADE IN FRANCE 0連載コラム 今年も世界中の自転車レースファンが注目するロードレース「ツール・ド・フランス」が7月7日から開催されている。1903年からの開催地だけにフランスのロードレースファンは多い。フランスは世界で初めて量産されたミショー型自転車を開発した(1861年)国で、サンテティエンヌを中心に自転 [...]
クレマンソーとジャポニスム。 2018-07-23 インタビュー 0インタビュー日本が好きなフランス人 マチュー・セゲラさん トロカデロ広場の近くに、ジョルジュ・クレマンソー(1841〜1929)が33年間暮らしたアパルトマンがある。庭や書斎、美術品が壁にびっしりと飾られた居間など当時の面影をとどめた家は、今はクレマンソー博物館になっている。 ここで開催されている『クレマンソーと [...]
シモーヌ・ヴェイユ フランスに帰還して 2018-07-23 発言から知るフランス 0 「私たちは、恥ずべき犠牲者、(収容者番号を)入れ墨された動物でしかなかった。それを背負って生きなければならなかった」 7月1日、パンテオンに埋葬されたシモーヌ・ヴェイユは、1944年3月にゲシュタポに逮捕され、アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所に送還されるが、姉とともに生き [...]
Picasso et la danse “ピカソとダンス” 2018-07-23 展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 9月16日(日)まで ピカソはロシアバレエ団の舞台装置や衣装を担当し、バレリーナのオルガを妻にするというダンスに縁があった人だ。衣装の等身大の再現、ピカソが担当したバレエを忠実に再現したビデオもある。映像で見られるスケッチ帖からピカソの素描の上手さがわかる。国立図書館とオペ [...]
John Coltrane 未発表の音源、新アルバムに。 2018-07-23 音楽 0 友人のおおしま伸さんが彼のサイト* に、<68年5月>について書いているのだが「それでもあの時代、新宿渋谷御茶ノ水どこの街のどこへ行ってもジョン・コルトレーンが流れていたような気がする」という一節を読んで心が揺れた。 ぼくもあの時代、明大通りを上り下りしながら、頭の [...]
よむたび。〈10〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2018-07-23 本 0 『私たちの豊かさ(仮題) 』 Nos richesses カウテール・アディミ著 / Editions du Seuil刊 エドモン・シャルロと彼の本屋。 アルベール・カミュは読んだことがあっても、まだ無名であった初期の彼の作品を世に出したのは誰か、答えられる人は [...]