昨今いよいよパリの街にも増えてきた、ビオ(オーガニック)のカフェやレストラン。しかし、「オシャレすぎてくつろげない」「とにかく高い!」「冷たいサラダやシリアルばかり…」など、不満を抱えている人も多いのでは?
そんなアンチ・ビオ派にもぜひ足を運んでもらいたいのが、10区サン・マルタン運河の北、店名そのままビシャ通りに佇む一軒。すべて有機食材で手作り、なのに朝から夜まで10€でお腹いっぱいになる、言わばパリジャンのための《ビオ食堂》だ。
大テーブル、カウンター、そしてロフト席もある店内は、どこかアジアの屋台を彷彿させるカジュアルな雰囲気。アツアツのお米の上に何種類ものハーブが香る生野菜&温野菜が山盛りとなった DONBURI 風ひと皿は、チキン ・ ポーク・魚・卵・ベジタリアンから選んでトッピング(8〜9€)、お箸でどうぞ!セルフサービス式のレモネード(2€)、グラスワイン(3€)、日替わりケーキ(3€)と一緒に。
じつは、この店のオーナーは、ホームレス救済活動や緑の党への参加などで知られる俳優オーガスティン・ルグラン。2014年に「ビオの食事をすべての人に」と、家族や友人と食堂を開くや否や満員御礼、今年1月には18区に2号店 Le Myrha もオープンした。「安くてうまい」がビオの新スタンダードになる日も近いかも!(裕)
Le Bichat
Adresse : 11 rue Bichat, 75010 Paris , FranceTEL : 09.5427.6897
アクセス : M° Goncourt/ République
無休 9h-23h