Filer à l’anglaise(こっそり立ち去る)55

16世紀に債権者のことを〈les Anglais〉(英国人)といって皮肉っていた 。誰かに借金したまま返済してなかったりすると、取り立て人が来る前に「こそこそ逃げる」ことを〈Filer à l’anglaise〉という。この表現に対して英国人も負けずに〈to take french leave〉(partir à la fançaise)と言い返す。〈Filer à l’anglaise〉は、借金を返さずに消え去る他に〈sans dire au revoir〉(さよならも言わずに)こっそり立ち去る場合にもいえる。