イギリス・チャールズ国王のフランス訪問が今月26日(日)から29日(水)に予定されているが、年金改革の抗議運動によって予定が変更になる可能性が出てきた。
エリザベス女王葬儀で英国を訪れたマクロン大統領はチャールズ国王をフランスに招待した。国王の座についてから初の公式の外遊となる。27日には凱旋門でのセレモニー、エリゼ宮訪問、上下両院の議員らを前にしての演説、ヴェルサイユ宮殿内でのディナー。28日にはボルドーでの英国領事館の開館式。その後、昨夏の大火災の跡を訪れることなどが予定されている。
しかし「花の都」パリはごみ収集人のストで路上にゴミが山積み。毎晩、自動車が炎上しているなか治安確保もあやうく、ヴェルサイユ宮殿の周辺での抗議運動も予想されるため、エリゼ宮でのディナーとなる可能性が報じられている。またボルドーではトラムウェーに乗る予定も変更になりそうだ。
また、モビリエ・ナショナル(フランス国有家具保管局)の職員のうち130人もスト。「(大英博物館やワラス・コレクションなど)ストライキを行うイギリスの文化関係者たちとの連帯」を表明し、満艦飾や家具、レッドカーペットの準備はできないとしている。(集)