いいことばかりじゃ、ありません。|編集部移住者代表 T子伝
経験したからわかる、遠距離通勤・地方住まいの大変さ。
家族との時間。
家族と過ごす時間が欲しくて地方に引っ越す人が多いようですが、子どもも思春期になると親とは一緒にいたがりません。あと、子どもが小さい時分は、子供の学校を通して、親同士が交流しながら友だちになったりしますが、子どもが大きくなるとそういう機会も少なく、友人をつくるのは難しいのです。
電車で
TGV通勤は、車内で好きな編み物や読書ができてそれなりに充実しますが、よく自分の予約した席に誰かが座っています。「そこは私の席」と言っても「私の席も人に取られて席がないから」と居座る。最近では、自分も他の席に座ってしまうほどに熟練しましたが、はじめはなぜ面倒な椅子取りゲームを毎回やるの?と不満でした。
居眠りして乗り過ごすと、電車は、はるかブルターニュの突端まで行ってしまうので要注意です。乗り過ごしてしまい、上りの電車で戻ろうとして居眠りし、自宅を飛び越えまたパリまで戻ってしまう人も。先日、うっかり乗る電車を間違え150km先の別の地方に行ってしまった時は、帰宅するのに一苦労でした。
と、たまにこんな厄介なこともありますが、毎晩帰宅してほっと一息ついた時が、最高の時間です。