自然に近く、ゆったりと人間的に、健康的に暮らしたい、とパリ首都圏から地方へ移住する人は年間で2万３千人。でも、そんなバカンスのような日常生活は可能なのか？長い時間をかけてパリに通勤する人もいる。そこまでしてもやっぱり地方に住みたい魅力とは？ 移住体験者に聞いてみました。
◆ パリを出た理由
（cadremploi調べ）
管理職10人のうち7人が、毎日通勤に１時間をかけていて、パリ首都圏を出たい理由のトップに。2時間以上かける人は10人中2人程度。（東京の通勤事情からすれば片道30分は恵まれているようだが、ここは比較しても仕方ないのでさておき）ラッシュはやはりフランスでも都会で働く人たちの不満の原因。
◆ 移住先の人気都市ベストテン
（cadremploi調べ）
南、南西、西岸が人気。TGVよりさらに速いLGVの登場で、パリから２時間の距離になったボルドーがトップ、文化政策で成功した西岸の人気の町ナントがナンバー2。いっぽう下のサイトの調査では南仏の３都市がトップ。気候、文化・レジャー、治安などを加味すると、また別のランキングになってくる。
