この夏パリで開催されるオリンピック(7/26-8/11)、パラリンピック(8/28 -9/8)のメダルのデザインが発表された。
デザインは、LVMHグループ傘下の高級宝飾ブランド「ショーメ」が担当。メダル中央には六角形のエッフェル塔の鉄があしらわれている(写真上)。エッフェル塔の鉄というのは、修復工事などで塔からとり外されたもの。大切に保管されていたものを、フランス本土の形を表す六角形にし、それぞれの角にエッフェル塔で使われているネジをイメージしたもので固定してある。その六角形からは光が放たれている。これはオリとパラ共通だ。
リボンはオリンピックが青、パラが赤。エッフェル塔の鉄のレースのような模様がプリントされている。
パラのメダルのもう片面には、エッフェル塔を下から見上げた図。その横に点字で「パリ」「2024」と書かれている(点字は、フランス人ルイ・ブライユが開発)。真ん中に彫られた線の数で、金銀銅と区別できるようになっている。
オリンピックのもう片面は、勝利の女神ニケが、アテネにあるパナシナイコスタジアム(1869年に、第一回目の近代オリンピックが開催された場所)から出てくるような図。その左右にアクロポール、エッフェル塔。