イギリスで新型コロナウイルスの変異種の感染が広がっていることを受け、フランス政府はきょう12月21日零時から、イギリスからの交通の乗り入れを48時間見合わせることを決定した。空路、道路、フェリーなどすべての交通手段に適用され、人の渡航も、商品の流通などに関しても入国をストップさせる。
イギリス政府は土曜日「イギリス南東部で従来のウイルスよりも、7割感染しやすい可能性のある」新種のコロナウイルスが広がっていることを発表し、クリスマス時期に予定されていた規制緩和を中止とし、地域的に自宅待機措置を敷いた。
フランス政府の報道官が得た情報によれば「症状や重症になる割合は、従来のウイルスと変わらない」。英政府は昨日の会見で述べた「7割広がるのが速い可能性」に関しては「ウイルス感染が早い地域で発見された」ことから流行が速いと解釈されている可能性もあるため、科学的に多くのことが解明されていくのを注視するとした。
オランダ、ベルギー、イタリアは今日からイギリスからの飛行機乗り入れをストップ、ドイツが今日の零時から。ベルギーはまた、きょう零時から、イギリスからの電車乗り入れを見合わせる。