● 文化と遊びの大空間。
庇(ひさし)のついた駅のホームのようなデッキから、大扉を開けてホールに入ります。
数年前までは郵袋であふれていただろうホール内は、可動パネルで仕切られたいくつものコーナーがあるけれど、自由に歩き回る余裕があって、ベビーフットや卓球台も置かれている。子どもたちがうれしそうに走っています。
各所に椅子やテーブルが配されているのもいい。テラスも含め、これらの椅子やテーブルはすべてリサイクルされたものです。
大きなガラスで囲まれているのは “Radio Ground Contorol” の録音スタジオ。テーマごとにゲストを招んで随時放送している。
「Mama Petula」 は小さな温室のような緑の店。珍しい鉢植えが並んでいます。「Objets Trouvés 」というブティックは、服やアクセサリー、リサイクルの生地で手作りした靴下やスカーフ、雑貨、版画や本、LPレコードなどが並ぶセレクトショップ。“Grand Train”というネオンがついた奥の棚はSNCFのコーナーで、昔のポスターやSL時代の写真、鉄道関連グッズが並んでいる。目を引くのが新旧のデンマーク・デザイン家具。2人のデンマーク人、カールセンとヤコブセンのコーナーです。
写真コーナーでは、プリント・サービスや写真のワークショップも開かれている。アートギャラリーには奇妙な作品が展示され、アートのアトリエでは、子どもの造形教室、子ども向けと成人向けのデッサン教室をやっている。裸体デッサン教室もある。
ヨガ教室、ゲームやビデオのコーナー、ミニ映画室もあるし、いろんなコンサートも開かれます。