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セメント製造業界トップのラファージュ=ホルシム社取締役会はエリック・オルセン社長の7月辞任を明らかにした。後任者は不定。同社は仏ラファージュとスイスのホルシムが統合して2015年に設立。2013〜14年に仏ラファージュが「イスラム国(IS)」に金銭的援助を行ったという疑惑が昨年11月に浮上し、内部調査が行われていた。この件で当時のラファージュ社長ブリューノ・ラフォン氏が3月に辞任。続いて今回オルセン社長が責任を取って辞任した形に。しかし、当時、人事部長だった同社長はシリアの業務には関与していなかったとされ、今回の辞任は仏側とスイス側の勢力争いであるとの見方もある。