フランス大統領府は、エマニュエル・マクロン大統領(42)が新型コロナウイルス検査で陽性との声明を発した。症状を感じたためにテストを受けたところ陽性だった。7日間の隔離となる。カステックス首相、マクロン夫人はテストで陰性だが、隔離。それぞれ一週間のテレワークとなる。
マクロン大統領は、この一週間ブリュッセルで欧州首脳会議(10、11日)に参 加、14日は2023年フランスが開催国となるラグビーW杯の抽選会、OECD設立60周年の記念セレモニーとランチ、150人の市民が参加する「気候市民会議」など多くの人と接触した。ほかにも面談、コロナ対策会議、閣僚会議などにも出席している。
水曜の晩は与党メンバーや大統領府の顧問などが12人集まったと言われ、自ら「集会は6人までが望ましい」と国民に勧告していた倍の人数だった話題に。感染源を突き止めるためのトレーシングが行われているが、ヴェラン保健相は「欧州理事会で感染したのではないか」としている。
マクロン大統領が今週月曜日に会談したスペインのサンチェス首相、欧州理事を務めるシャルル・ミシェル(ベルギー)、15日にランチを共にしたポルトガルのコスタ首相も、コロナ検査では陰性だったが自主隔離している。