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薬品副作用被害者支援団体が、胃潰瘍薬「サイトテック」(ファイザー社)の適応外使用の危険性に警鐘を鳴らした。ミソプロストール剤である同薬は本来は胃潰瘍の経口治療薬であるが、人工妊娠中絶や分娩誘発のために膣内投与されるケースが多い。しかし、新生児の神経筋疾患ほか妊婦にも重篤な副作用が内外で報告されている。2013年に仏医薬品当局がサイトテック使用に注意を促したが、他のミソプロストール剤より安価であるため広く使用されている。ファイザーはフランスでの同薬の販売を来年3月までに中止する予定。