
D’après le modèle créé par les bijoutiers Böhmer et Bassenge
Vente du collier de la Reine
6月17日(火)
フランス革命前夜、ジャンヌ・ド=ラ=モットの画策によって、王妃マリー・アントワネットの評判を徹底的におとしめることになった「首飾り事件」*。そのレプリカがオークションにかけられる。評価額は3万〜5万€。
本物の首飾りは、もとはルイ15世が愛人デュ・バリー夫人に贈ろうと、宝石商ベーマーとバッサンジュに注文した品だった。首飾りには550個のダイヤモンドがあしらわれていたが、不当に入手したジャンヌ・ド=ラ=モットが解体し、売却。その首飾りのレプリカは世界に3つあるが、今回競売に出るのはそのうち最古のもの。バッサンジュの末裔の宝石商Lucien Baszanger (1890-1971)が作ったレプリカ。1900年頃に作られヴェルサイユ美術館で展示され、1955年の映画『マリー・アントワネット』でミシェル・モルガンが着けたものだ。
展示:6/13、14、16の11h-18h。17は11h-16h 競売:6/17(火)17h-。
会場:Artcurial:7 rond point des Champs-Élysées 8e
M° Franklin Roosevelt

*国王ルイ15世(在位1715-74)は、愛人デュ・バリー伯爵夫人に贈ろうと550個のダイヤモンドがあしらわれた首飾りを注文したが、その完成を待たずに亡くなった。宰相の座を狙いながらも王妃から嫌われ、出世できないでいたロアン枢機卿は、どうにか王妃マリー・アントワネットから寵愛を得たいと思っていたが、そこに目をつけたジャンヌ・ド=ラ=モット伯爵夫人(以下ジャンヌ)は「自分が王妃と親しい」と嘘をつき、ロアン枢機卿に近寄った。ジャンヌは「ロアン枢機卿が首飾りの購入を仲介してくれるなら寵愛を与える」、と書かれた偽の王妃の手紙をロアン枢機卿に渡した。さらに、偽の王妃を夜のヴェルサイユの庭でロアン枢機卿と逢わせて、偽の王妃に「これまでのことは水に流す」と言わせた。
いっぽうで宝石商に対しては、王妃マリー・アントワネットが首飾りを買うが、その仲介はロアン枢機卿がするからと伝え、ロアン枢機卿に首飾りを渡すように伝える。ロアンが首飾りを受け取りジャンヌに渡すと、ジャンヌと共犯者はそれを解体しイギリスに転売してしまった。

Artcurial
Adresse : 7 rond point des Champs-Élysées, 75008 Paris , FranceTEL : +33 1 42 99 20 20
アクセス : M°Franklin Roosevel
URL : https://www.artcurial.com/articles/le-collier-de-marie-antoinette-une-replique-histor
6/13、14、16の11h-18h。17は11h-16h 競売:6/17(火)17h-。
