Truffes au chocolat
なぜかノエルとチョコレートには縁があるようで、ノエルが近づいてくるとチョコレート屋に列ができ、さまざまなチョコレートの詰め合わせが飛ぶように売れていく。そんなとき、チョコレートのお菓子、トリュフ・オ・ショコラを子どもたちと一緒にうきうき気分で作ってみたい。チョコレート屋の名店に並ぶものにも、決して負けることのないうまさ。何度かノエルのバカンスを友だちの実家で過ごしたことがあるのだが、コーヒータイムになるとお母さんがさっと作って出してくれたことが思い出される。
まずガナッシュ作りです。チョコレートはブラックチョコレートがいい。なるべくカカオ分が高いものを買ってくる。細かくくだいてから牛乳を大さじ1杯加え、湯せんにかける。木のへらで混ぜ合わせていって、すっかり溶けてなめらかになったら、さいの目に切っておいたバターを混ぜ入れる。火からおろし、卵黄を1個ずつ混ぜ入れる。均一になったら、生クリーム、バニラ風味砂糖と粉砂糖sucre glaceを木のへらで混ぜ合わせながら少しずつ混ぜ入れればガナッシュができ上がる。子どもがいない家庭なら、コニャック少々も加えると風味が増すし、もちがよくなるだろう。これをボウルにとり、ラップをして少なくても2時間は冷蔵庫に入れて、固くなるのを待つだけだ。
みんなで味わう直前に冷蔵庫からとり出す。小さじですくっては手のひらでクルミ大の玉を作る。手の熱ですぐべとべとになるので、手早くやるのがコツです。この玉を次から次に、ヴァン・ホーテンなどの無糖のカカオパウダーに落として、まんべんなくまぶせ美しいトリュフ・オ・ショコラが完成する。あらかじめ多めに作って冷蔵庫に入れておいてもいいのだが、ガナッシュとカカオパウダーが混じり合って見た目が悪くなってしまう。残ったガナッシュはラップをかけ直して即座に冷蔵庫に戻すことにしよう。(真)
チョコレート300g、バター100g、生クリームcrème épaisse大さじ2杯、卵黄2個、砂糖sucre glace 100g、バニラ砂糖1袋 (11g)、無糖のカカオパウダー適量。