Trésors sauvés de Gaza – 5000 ans d’histoire

イスラエル軍による攻撃で、今も多くの命が失われているパレスチナのガザ。今、その領土の3分の2が廃墟と化してしまったが、そこには数多くの史跡があった。地中海の東に位置するガザの港は、さまざまな文明と交易の交差点だったのだ。アラブ文化研究所では、青銅器時代からオスマン帝国時代までの出土品 〜瓶(カメ)、彫像、墓碑、ランプ、人形、モザイクなど〜とともに、ガザの豊かな歴史をたどる展覧会を開催中だ。
1995年から2000年にかけて仏・パレスチナ共同考古学チームはガザで4ヵ所の重要な遺跡を発見した。出土品は、パリおよび、2007年にジュネーヴで展示された後、ガザに新設される考古学博物館に収蔵されるはずだったが、ガザでの安全性が確保できないまま17年間、ジュネーヴの歴史美術館に避難しままとなっており、また、そのために破壊から救われた。パリのアラブ世界研究所は、そこから123点の遺物を展示し、ガザの5千年の豊かな歴史を見せる。人命と共に、これらの文明の証が根こそぎ破壊されていっていることが、悔やまれてならない。11/22まで





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