マダム・キミのシルバーラウンジ:としこさん 2019-07-11 シルバーラウンジ 0連載コラム とし子さんは、1943年東京生まれ。4歳の時、戦災を恐れた母親と伊東に疎開、父は戦死。戦後、東京に戻る。料理が好きだった母は、親戚が営んでいたレストランを手伝いながら、娘2人を育てつつ祖父の面倒をみた。母は妻を亡くした男性と同居、とし子さんは私立校に入る前にその義父の籍に入籍。銀 [...]
Société Albertiniのガラスタイル 2019-06-26 MADE IN FRANCE 0連載コラム タイル、モザイク、ステンドグラスなどインテリア建材としてのガラスには様々な種類があるが、手作りガラスは大量生産品にはない独特の風合いがあり、人気が高まっている。1925年にパリ郊外モンティニー・レ・コルメイユで創業したアルベルティーニ社は、こうした手作りガラスを昔からの製法で作り [...]
持続可能な魚介類の詰め合わせ。 2019-06-12 社会ラボ 0連載コラム 「ポワスカイユ」は、持続可能な漁法で獲った近海の魚介類を詰め合わせた「パニエ」にして一定の場所に配送する会社だ。創始者のシャルル・ギリエクさんは農水省で大型漁船に補助金を出す仕事をしていたが、「世界を変えたい」と、2015年に小型漁船を援助するこの仕事をイヴ・アンセ [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:『やどかりの人生』T子さん 2019-06-10 シルバーラウンジ 0連載コラム T子さんは88歳。1973年に来仏して以来、日系金融機関に勤め、63歳で定年を迎えた。それからは、読書三昧の独身生活を愛猫とともに送った。 85歳の時、脳梗塞を患い、数日入院生活を送っていたところ、日本に帰る予定もその気持ちもないT子さんのパリでの余生を考え、以前彼女の親代りにな [...]
ルソーの静かな食卓 〈5〉 2019-06-09 ルソーの静かな食卓 0連載コラム カトリック教徒になったルソーは、1730年の夏、散策に出かけたサヴォワの村ラ・ヴァレ・ド・トーヌで、知り合いの女性ふたりと忘れられない一日を過ごした。自叙伝『告白』(1770年)に、その甘酸っぱいような日のことが長々と綴られている。 「わたしたちは農家の台所で食事をした。(中略) [...]
安い冷凍の真ダラを使って、バスク風に調理してみた。 2019-06-02 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous Cabillaud à la basquaise 友人が不意に来ることになった時とか、市場に行けなかった時のために、わが家の冷凍庫にはいつも真ダラのおろし身filets de cabillaudが入っている。生と比べて値段が半額近いし、きちんと解凍さえすれば負けないおいしさになる [...]
CBG-Mignotの鉛の兵隊 2019-05-24 MADE IN FRANCE 0連載コラム 鉛の兵隊は欧米で19世紀から20世紀前半まで男の子の玩具の定番だった。主に独、仏、英で製造され、70〜80代以上のフランス人男性はナポレオン軍や第1次大戦の兵隊フィギュアで遊んだ思い出のある人が多いそうだ。第2次大戦後はプラスチック製に取って代わられ、80年代には鉛の玩具が欧州 [...]
ルソーの静かな食卓 〈4〉 2019-05-14 ルソーの静かな食卓 0連載コラム 経済的な理由からカトリックへの改宗を決めたルソーが牧師から紹介されたのが、6歳年上のヴァラン夫人だった。世話係としてルソーの目の前に現れた、美しい目をした優美な女性。まるで女神のような彼女に言われるまま、1728年春、16歳に満たないルソーはサヴォワの首都トリノに向かった。そし [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:GANBALO主宰 カズさん 2019-05-09 シルバーラウンジ 0連載コラム カズさんは、NPO法人「GANBALO/ガンバロー」の主宰者。1949年東京生まれ。父は戦時中、満州従軍の後、繊維会社を設立。カズさんは青年時代に朝4時起きの弁当配達で渡仏資金を貯め、71年にアンカレッジ経由で来仏した。 パリではどんなことをしてきましたか。 来たばかりの夏は2カ [...]
エイのひれ、白ワイン風味でオーブンで焼くと手間がかからず、うまい! 2019-04-20 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous Ailes de raie au four エイのひれは、焦がしバターかけが定番になっているが(702号エイのヒレ)、白ワインを注いでオーブンで焼いてみたら、定番に負けないおいしさになった! 4人分として大きいもの1枚、小さめなら2枚買ってくる。黒みがかった皮はとってあっても白い [...]