〈連載:ふつわ〉ジロール茸のサラダと吸い物 2023-10-02 野菜料理 0 秋になって最初に八百屋の店頭を飾るキノコがジロール茸。明るいオレンジ色が美しい。どんな料理に使うにせよ、少々手間のかかる下準備。石づきをとってから、刷毛を水にちょっとつけつつ、キノコの表面についている枯れ葉などをサッサッサと掃除する。小さいものはそのまま、大きいものはいくつかに [...]
はじめてみよう、フランス料理!⑯ 気楽にワインと付き合おう。〈その2〉 2023-09-19 知っておきたいワインの知識ワインの種類フランスで暮らすワインの知識 0はじめてみよう!フランス料理 前回書いたように、ふだんは1リットル4ユーロのメルロ種の赤で大満足のぼくでも、ワイン好きの友だちが来たり、誰かさんの誕生日やノエルでごちそうを作るときは奮発する。カーブに2ダースほどある少し上等のワインから、メニューを頭に入れつつ選ぶことになる。そんなせっかくのワイン、できるだ [...]
〈日本人シェフ・パティシエール〉早戸由紀さん:Rayonnance(レヨナンス) 2023-09-15 日本人シェフ 0日本人シェフ 自分の味を信じて、まっすぐに作る。 Rayonnanceを訪れたのは、バカンスシーズン真っ只中の頃。静かなカデの街に、明るいファサードがまばゆく映える。この店のシェフ・パティシエールは早戸由紀さん。ディレクターの八谷ルミさんとともに、この8月に念願のパティスリーをオープンし [...]
〈連載:ふつわ〉ポラックのみそ漬け 2023-09-13 魚料理 0 バカンス先のブレストで、港にある魚屋に出かけたら、60センチ以上はあるタラ科のポラックlieu jauneが並んでいる。その場で皮付きのまま三枚におろしてもらって持ちかえった。晩ごはんは、その片身をグリルしたり、たたきにしたりして、鮮度抜群のうまさを楽しんだ。残った片身はという [...]
自家製ソーセージ、フリカデルでビールがうまい! 2023-09-09 肉料理 0 Fricadelle フランス北部のオー・ド・フランス地方やベルギーを旅した人は、露店のフリット屋で、フリットと一緒にフリカデルと呼ばれるソーセージを食べたことがあるだろう。揚げたての皮はプツンと歯ごたえがあり、中の身はやわらか…。その身は何からできているのか? 最近は鶏肉が [...]
〈日本人シェフ〉吉田哲也さん:Sphère (スフェール) 2023-08-18 日本人シェフフランスで暮らすパリの日本人 0日本人シェフパリ8区 自分のルーツであるクラシックなフランス料理を大切に。 学生時代の経験は、時に一生の仕事を決める。ミロメニル駅近くに昨年9月オープンしたSphèreのシェフ、吉田哲也さんがフランス料理に目覚めたのは、大学時代のバイト先のカフェだった。その店のシェフは、ホテルのフレンチ出身。故郷 [...]
新学期手当、きょうから支給。 2023-08-16 フランスの出来事フランスを知る 0 今日8月16日から新学期手当(L’allocation de rentrée scolaire – ARS) の支給が開始される。6歳から18歳の子どもがいる約300万世帯が受給するもので、新学期が8月後半にはじまるレユニオン、マイヨットではすでに支給が [...]
〈連載:ふつわ〉ブロッコリーとエビいため 2023-08-12 魚料理 0 つぼみを食べるブロッコリーは、そのつぼみが丸々と盛り上がっていて固く締まり、それを支える茎が太くみずみずしく空洞がないものを選びたい。 ブロッコリーとエビをいため合わせればごちそうだ。エビ400グラムは、頭と殻をとってから、背に軽く包丁を入れて黒い背わたをとりのぞき、ボウルに [...]
連載 : Made in France Ateliers Arquié リモージュ磁器 2023-08-10 MADE IN FRANCE 0連載コラム リモージュの磁器は、一時は王家の支援があったものの、王立製陶所セーヴルに比べて民間の力で発展してきたためか、フランス人にはより親しみがあるように思える。小規模ながら伝統的な製造法を守る無形文化財企業 (EPV)、アトリエ・アルキエを訪ねてみた。 街はずれにある石造りの堂々たる [...]
新鮮な白身の魚で、ペルー風たたき、セヴィチェをつくってみよう。 2023-08-06 魚料理 0 Ceviche de bar ペルーの国民的料理ともいえるのがセヴィチェだが、明治時代から数多く日本人が移民している国なので、刺身が起源ではないかという説が有力になっている。レストランで何度か味わったのだが、白身魚やエビのマリネにアボカドやパイナップルが入っていたり、ココナツミ [...]