みんなで作って食べる喜び。 2019-03-01 チーズを選ぶ 0特集記事 家の近くにオープンしたチーズ屋さんで、チーズ作りの講座が受けられると聞いて行ってみた。参加者は、定年退職後の田舎生活で自分でチーズを作りたいという人、家でやってみたが失敗して習いに来たカップル、チーズ屋さんで働く人など10人ほど。 2時間半でモッツァレラ、プチ・ヴァッシュ、バタ [...]
アール・ブリュットの世界。 2019-02-01 アート 0特集記事 1945年、フランス人画家ジャン・デュビュッフェが提唱した概念「アール・ブリュット(Art Brut)」。専門教育や文化潮流の影響は受けず、内なる衝動から生まれた芸術作品を指す。日本では「生(き)の芸術」などとわかりにくい訳をされることも多い。 アール・ブリュットの源流には、 [...]
2018年12月、「共和国」の広場にて。 2018-12-14 フランスの出来事 0特集記事 12月、土曜の午後。レピュブリック広場で「黄色いベスト」と「緑のベスト」が合流した。緑のベストを着て「気候のための行進」をする人たちと、車中心の生活ゆえに燃料税の引上げに反対する人たち。ふたつのグループの要求は、相反するかに見えていたけれど、「公正な課税方法にすれば、気候変動を [...]
ブザンソン:美術館を訪ねる旅。 2018-12-01 パリから行ける街 0特集記事 フランシュ=コンテ地方の中心ブザンソンは城塞都市。蛇行するドゥー川に挟まれた土地にそびえるサン=テティエンヌ山の頂上に、ルイ14世治下の軍事建築家、セバスチャン・ル・プレストル・ド・ヴォーバン(1633-1704)が造ったシタデル(城塞)がある。フランシュ=コンテはフランス領にな [...]
エムバペの町、 可能性の町、 ボンディ。 2018-11-02 パリから行ける街 0特集記事 今のボンディー市民ほど、自分の町に誇りを感じている人たちはいないだろう。サッカーのワールドカップでフランスを世界の頂点へと導いたキリアン・エンバペが生まれ育った町、ボンディ。ワールドカップの後、初めて10月にエムバペが帰郷するのを「町の歴史上最大の出来事!」とボンディ市長は讃え [...]
イヴ・サンローラン、東洋の夢。 2018-10-02 フランスの文化 0特集記事 夏から軒並みジャポニスムのパリ…と思いきや、ひと味ちがう展覧会が始まる。「サンローランが夢見たアジア」 ― 1年前に開館したイヴ・サンローラン美術館が催す最初の企画展だ。インド・中国・日本の衣服と文化は、フランス的エレガンスを象徴するこの天才デザイナーのイマジネーションを大いに刺 [...]
パリで日本酒。Tour des sakés à Paris 2018-10-02 インタビュー 0特集記事日本が好きなフランス人 9月29日、パリで日本酒のイベントが始まる。《酒巡り in Paris》。パリの町のなかを、おいしいお酒を飲んでは次の店へ、飲んでは次の店へと歩いて回るかのような、なんとも楽しい響き。この、「ジャポニスム2018」の一環として行われる一週間の催しでは、パリのレストランやバーが日 [...]
何度でも通いたい、 港町ラ・ロシェル。 2018-07-31 パリから行ける街 0特集記事 大西洋沿岸の港町ラ・ロシェルは、パリから南西へ467キロ、列車で3時間弱。水辺が恋しくなれば、週末でもすぐに出かけられる距離にある。 港にはヨットが肩を寄せ合い、カモメが優雅に旋回する。沖合にはセレブの避暑地として知られるレ島があり、橋でつながっているけれど、今回はあくまでラ [...]
ブルターニュの海藻について。 2018-07-02 フランスの文化 0特集記事 日本やアジアの国々の食卓では馴染みの深い海藻。いっぽうフランスで食用として海藻が注目されるようになって、ようやく30年ほどだ。 特にブルターニュはそのメッカ。今では健康食品店やBioの店でなくとも地元スーパーマーケットでwakame、アオサの一種であるlaitue de me [...]
ベルギー三都市、 立ち食い紀行。 2018-06-08 パリから行ける街 0特集記事 ブリュッセル、サント・カトリーヌ広場に人だかり。高めの小さな丸テーブルを囲んで、友人同士、家族同士、初夏の陽を浴びながら、Noordzee(フランドル語で「北海」)の魚料理を楽しむ人たちです。 レストランというよりも、カウンターと、店の周りと広場に置かれた丸テーブルで、ピクニッ [...]