オドレイ・ディワンの年だった。ベネチア映画祭金獅子賞受賞作『L’Evénement』公開。 2021-11-23 舞台・映画 0映画 今年はオドレイ・ディワンの年だった。彼女はポン・ジュノが審査委員長を務めた9月のベネチア映画祭で、長編第二作目の『L’Evénement(仮題 : ハプニング)』が金獅子賞を受賞した気鋭の監督。フランスの女性監督が世界三大映画祭で最高賞を獲得するのは、7月のカンヌ映 [...]
第13回リヨン・リュミエール映画祭〜古典映画に光(リュミエール )を! 2021-10-10 舞台・映画 0映画 Festival Lumière 09.10-17.10 2021田中絹代 “監督”作品上映も。 映画文化揺籃(ようらん)の地リヨンで生まれ、今年で13歳のリュミエール映画祭。その歴史こそ若いが、映画の父・リュミエール兄弟ゆかりの映画研究所アンスティチュ・リュミエールが母体で、 [...]
夢枕獏 – 谷口ジロー『神々の山嶺』を、フランスP.アンベール監督がアニメ化。 2021-09-21 舞台・映画 0映画 「なぜエベレストに登るのか?」「それがそこにあるからだ。」の名言で知られるイギリスの登山家マロリー。1924年、彼は遭難前に人類初のエベレスト登頂に成功していたのか?登頂できないまま遭難したのか?その謎を追うカメラマンが、孤独な天才クライマーに出会い、まだ誰も成し遂げていない南西 [...]
カトリーヌ・ドヌーヴの靴オークション。 2021-09-06 イベント 0パリ8区映画 La collection personnelle de chaussures de Catherine Deneuve mise aux enchères au profit des Restos du Cœur 「フラットな靴、シャネルのベージュのバレリーナシューズ、ヴィヴ [...]
第27回エトランジュ・フェスティバル「ジャンル映画の価値発見に貢献でき誇らしい」 2021-09-05 舞台・映画 0パリ1区映画 1993年にパリで産声をあげて以来、異彩を放ち続けるエトランジュ・フェスティバル。今年も愛すべき“奇妙な映画たち”を、大勢引き連れてやってくる! 第27回目の2021年は9月8日から19日まで開催。会場は例年通り、パリ1区のフォーラム・デ・ジマージュだ。気鋭の製作会社A24に [...]
カンヌの余韻を乗せ、走り続ける『ドライブ・マイ・カー』 2021-08-23 舞台・映画 0映画 第74回カンヌ映画祭(2021年7月6日から17日)の余韻も冷めぬうちに、映画ファンの前に登場した濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』。フランスでは8月18日、日本では8月20日に劇場公開。日仏で同時期に公開される邦画はかなり珍しい。村上春樹の短編集『女のいない男たち』からエッ [...]
『宮廷料理人ヴァテール』ゆかりのシャンティイ城で上映会。 2021-08-17 イベント情報舞台・映画 0散策映画 伝説の、とはいえ、実在した料理人フランソワ・ヴァテールの劇的な死から350年。それを記念してヴァテールゆかりのシャンティイ城で、ロラン・ジョフェ監督の『宮廷料理人ヴァテール』の上映会が開催される。巨額の予算を投じたロケ、ジェラール・ドパルデューがヴァテール役を演じ、ユマ・サーマ [...]
インドネシアの海が舞台のファンタジー、『海を駆ける』フランスで公開に。 2021-08-16 舞台・映画 0映画読者プレゼント 2016年カンヌ国際映画祭に初参加し、〈ある視点〉部門審査員賞を受賞した『淵に立つ』の深田晃司監督。フランス政府からは芸術文化勲章シュバリエなども受勲しているせいか、なぜかフランス在住者としては親近感を感じるのだが、この夏は、その深田監督の作品5作が劇場公開されている。 『ほと [...]
シネマ『Dieu existe, son nom est Petrunya』 知性のおかげで、罠にはまらない。 2021-08-08 舞台・映画 0映画 公現祭の日、東方正教会の国々では、司祭が川に投げ込む十字架を拾う者に一年の幸せが約束されるという。2014年、マケドニアの町シュティプでは、この女人禁制の行事で女性が十字架を拾い、騒動に発展した。本作は、この実際の事件に触発された女性監督とプロデューサーにより作られた。「警察・教 [...]
目を奪われ、心乱される、カラックスの映像ロック・オペラ「Annette」。 2021-07-17 舞台・映画 0映画 コロナ禍で例年の5月から、夏に延期された第74回カンヌ国際映画祭(2021年7月6日から17日迄開催)。オープニング作品に選ばれたのは話題作『Annette』。『ホーリー・モーターズ』(2012)から9年ぶりとなるレオス・カラックスの新作だ。主演はフランスが誇るアカデミー女優マ [...]