サケのマリネは、スパイスの配合が決め手だ。 2017-01-23 魚料理 0#RestezChezVous連載コラム Saumon mariné aux 10 parfums 今は亡きビストロの名店、Coin de verreで一番人気のアントレは、「サケのマリネ、10の香り」だった。スパイスそれぞれが、一つだけ目立たないように微妙に配合されているから、「バニラ、クミン、コショウ…」くらいしか見 [...]
Fonderie PACCARDの鐘・カリヨン 2016-12-24 MADE IN FRANCE 0連載コラム ノエルには各地の教会が鐘を鳴らしてキリストの誕生を祝う。パリ・ノートルダム大聖堂ではカトリックの祭日など特別な日にしか鳴らされない大鐘(bourdon)がノエルには打ち鳴らされるという。フランス人はあまり教会に行かなくなったとはいえ、鐘の響きには特別な感慨があるのだろう。 9月に [...]
民主主義をアートで表現、ドロシーズ・ギャラリー。 2016-12-10 抵抗する人 0連載コラム Stand Up(立ち上がれ)と題されたグループ展が開かれている。米大統領選挙でトランプ勝利の直後、オーナーのドロシー・ポリーさんが政治的、社会的活動をしているアーティストたちを招いた。アメリカ人のドロシーさんは、6歳の時にフランクリン・D・ルーズベルトに恋をして、民主党シンパ [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:12月1日号 2016-12-09 シルバーラウンジ 0連載コラム 半田薫次郎さんは85歳。大阪で中学2年の時、終戦を迎えた。日本では広島大学の仏文科卒。36歳の時、68年パリ5月革命の頃、ソルボンヌ大学で現代フランス文学を専攻した。父親は食品店を営み、今は妹さんが引き継いでいる。万年学生を自認する半田さんは、パリで通訳をしたり、80年代にはア [...]
Maison du Pastelのパステル 2016-11-21 MADE IN FRANCE 0連載コラム パステルは15世紀頃にフランス、イタリアで発明されたといわれており、17〜18世紀には王侯や貴族の肖像画を描く画家に、服の質感や顔への光の当たり具合などを再現するのに適したパステルがもてはやされた。その最盛期に活躍した肖像画家モーリス・カンタン・ド・ラトゥール(1704~88) [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:11月1日号 2016-11-09 シルバーラウンジ 0連載コラム M子さんは来年4月で90歳。在パリ60年。夫は1895年、札幌で14人兄弟の1人として生まれ、クラーク先生の有名な言葉「少年よ、大志をいだけ」を実行するため満州に行った友人が多かったが、彼は釧路で教員になる。1924年彼は船でマルセイユに。1921年以来在仏の青山義雄画伯とも交 [...]
ワクチンを問題視して、医師会除名? 2016-11-07 抵抗する人 0連載コラム モンペリエ大学医学部のアンリ・ジョワイユー名誉教授は、がんと消化器外科が専門だ。保健大臣宛てに、アルミニウムを含まないDT(ジフテリア、破傷風)ポリオの3種混合ワクチンの復活を求める署名運動を2015年から展開し、現在までに108万人以上の署名を集めた。ところが、それがもとで、 [...]
Richard Orfèvreの銀食器 2016-10-21 MADE IN FRANCE 0連載コラム 純銀食器といえば、かつて貴族やブルジョワ階級が使った高級品というイメージがあり、日本人にはあまり馴染みがない。だが、フランスではある程度裕福な家庭で代々受け継がれ、割と身近な存在であるらしい。 銀食器を作る金銀細工師 (orfèvre)という職業は古代にさかのぼり、 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:10月1日号 2016-10-09 シルバーラウンジ 0連載コラム ジョルジェットさんは91歳。1915-20年、外交官だった父親はパリで仏女性(彼女の母)と出会い、結婚。そのあとイランやポーランド(兄が生まれる)など数カ国に駐在し帰任後、東京で弁護士として働く。ジョルジェットさんは1925年に東京で生まれる。彼女が10歳の時、父が乗馬中に落馬し [...]
モンサント国際法廷開催! 2016-10-02 社会ラボ 0連載コラム 10月12-16日、オランダのハーグで、市民団体やNGOが中心になって、モンサント国際法廷が開催される。罪状は人権侵害、人類への犯罪、環境破壊だ。ハーグの国際法廷のやり方に従って国際的に知名度がある5人の裁判官が判決を下す。 モンサント社はアメリカに本社を置く1901年創立の多国 [...]