Meccanoの組み立て玩具 2019-04-15 MADE IN FRANCE 0読者プレゼント連載コラム (こちらのプレゼント応募受付けは終了しました。) 組み立てる玩具といえば、フランスでは昔ながらの積み木や「カプラ」、「レゴ」、マグネットを使ったものなどが人気だが、中年以上の男性がノスタルジックに思い出すのは、金属製の本格的な組み立て玩具「メカノ」だそうだ。国内にはマニアのクラブ [...]
ルソーの静かな食卓 〈3〉 2019-04-09 ルソーの静かな食卓 0連載コラム 近代の思想家たちに影響を与える作品を残したルソーは、アカデミックな環境とは程遠い環境で育っている。まともに学校に行くこともないまま、13歳の若さで職人の世界に弟子入り。師弟愛などかけらもなく、教育を与えるどころか、弟子に暴力をふるうような親方から逃れるためにルソーが考えたのは、 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:パリを描く赤木画伯 2019-04-07 シルバーラウンジ 0連載コラム 赤木曠児郎氏は岡山市で生まれ、今年85歳。父は国鉄勤務中、徴兵され満州に。終戦2年後にロシア軍に釈放され帰還、国鉄に戻る。母は洋裁学校を経営。彼は岡山大理学部物理学科を出た後、上京し婦人帽専門店に弟子入り、そこで同郷人でもある10歳上の香与さんと出会い、結婚。学生時代からの絵も続 [...]
環境汚染企業と政府の結びつきを告発 2019-04-06 抵抗する人 0連載コラム 4月19日、パリのラ・デファンスの大企業3社と環境省の建物の入口が占拠された。占拠を主催したのはグリーンピース、地球の友、非暴力活動COP21(ANV – COP21)の環境3団体で、2030人が参加した。理由は「気候変動への緊急対策を訴えてデモや署名運動をしてきたが、政府は聞 [...]
”Sortons Macron” 大統領の肖像写真を外す人たち。 2019-04-03 抵抗する人 0連載コラム 3月21日、NGOの「非暴力活動 COP21(ANV – COP21)」の活動家10人が警察から尋問を受け、そのうち数人が逮捕され、家宅捜索を受けた。理由は市庁舎にある大統領の公式写真を取り外したから。その様子をビデオに撮った人も尋問された。 政府の気候変動への無策を [...]
PRIEUR-SPORTSのフェンシング用具 2019-03-20 MADE IN FRANCE 0連載コラム 欧州中世の騎士の剣技を起源とするフェンシングとフランスの関係は深い。欧州各国・地方によってルールがまちまちだったのを、1913年パリに設立された国際フェンシング連盟(FIE)が競技のルールを統一し、スポーツとしてのフェンシングが始まった。そのため、フェンシングの競技用語はフラン [...]
Emmaüs alternatives エマウス・アルテルナティヴ 2019-03-11 社会ラボ 0連載コラム リサイクル品を扱う 「エマウスの店」は、フランスにいる人なら誰でも知っているが、いくつものグループに分かれていることはあまり知られていない。 ピエール神父が弱者の救済と社会復帰のために70年前に設立したエマウスは、非営利団体「エマウス・フランス」になった。約360の企業やNGO [...]
ヒメジは包み焼きが一番、おいしい魚にソースなんていらない。 2019-03-09 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous Rouget barbet en papillotte 前回の「ふつ・わ」で刺身や天ぷらにしたヒメジrouget barbetを、包み焼きにして、その繊細なうまみを楽しみたい。大きめのヒメジを一人当たり1尾買い求める。魚をさばくのが苦手な人は、魚屋に3枚におろしてもらうといいだろ [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:2019年3月1日号 2019-03-08 シルバーラウンジ 0連載コラム 世界中で有名な黒田アキ。こんなに短く狭いラウンジに座ってもらうには恐れ多いアーティストだ。1944年、京都に生まれた。祖父は室町で呉服屋を経営、父は経済学者、洋画家だった叔父(黒田重太郎 1887-1970)は、1914-18年パリに滞在し、日本にキュビスムを紹介した1人。黒田 [...]
ルソーの静かな食卓 〈2〉 2019-03-08 ルソーの静かな食卓 0連載コラム 18世紀に活躍した哲学者ルソーは、自らがもっとも重要な著書としていた『エミール』(1762年)で、「節制と労働、この二つこそ人間にとっての本当の医者だ。労働は食欲を増し、節制はそれが過度になるのをふせぐ」(今野一雄訳)と書いた。飽食にまみれた現代人には耳が痛いこんな一節を書いた [...]