連載コラム

シュークルートの酸味が、サンドルのうまさをみごとに引き立てる。

Filet de sandre sur lit de choucroute ストラスブールの大聖堂近くにある老舗レストラン「Chez Yvonne」で味わって大いに気に入ったサンドルという川魚の料理。今でもこの魚が魚屋に出ていると迷うことなく買って、この一品を作ることにしている。シュークルートは、東駅の前にあ...

貧困者に食事を無料で提供

11月21日から3月13日まで、これが35年目になる、貧困者に食事を無料で提供する Restos du cœurがオープン。昨年は全国約2千カ所のセンターに90万人が登録し、1億3350万食が提供された。 登録している人の51%は26歳未満で、80%は毎月513€以下で生活している。...

クリスマスを前に慈善の意味

慈善団体「エマウス」を創立し、生涯を貧困者救済に捧げ、2007年に亡くなったピエール神父のことば。クリスマスを前に慈善の意味を考えさせられる。「政治家は数字を通してしか貧困を知らない。数字を前にしては涙は出ないものだ」。...

「ヨーロッパシティ」計画が中止に。

2019年9月20日の若者の気候変動デモに参加した、ヨーロッパシティ反対の人々。 市民団体が長年反対してきた「ヨーロッパシティ」計画 (本紙855号)は、11月7日、ついにマクロン大統領が中止を発表した。シャルル・ドゴール空港とパリの間にある750ヘクタールの「ゴネスの三角地帯」中の80ヘクタールの農地をつぶし...

ルソーの静かな食卓〈11〉

18世紀に書かれた一種の教育書『エミール』(1762年)において、触覚、聴覚、視覚といった感覚の中で、わたしたちにもっとも重要なのは味覚だとされている。著者である哲学者ルソーにとっての好ましい味覚とは、自然に近いもの。「結局、わたしたちの味覚は単純であればあるほどいっそう普遍的」(今野一雄訳)とするルソーが、子ども...

Atelier Anne Hoguetの扇子

ソフィア・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』(2005)のためにアンヌさんが制作した扇子。 近年は猛暑のせいで扇子を使う人が増えているようだが、日本と違ってあまり日常的に使われないフランスでは、扇子は装飾品、美術品または歴史映画に出てくる小物という認識のほうが一般的だ。映画や演劇、オペラ、オートクチュ...

マダム・キミのシルバーラウンジ:菅氏

菅氏は1939年、東京生まれ。父は京大法学部を出、日本鋼管に勤務。菅氏は上智大卒業後1963年から大手航空会社に就職。2歳年上の自由学園卒の妻とは大学で知り合い結婚、生涯の伴侶に。定年後は息子2人、孫たちに囲まれ第二の故郷パリ郊外で50年来生活。数年前からエッセイ「フランス通信」を定期的にネット配信し、充実した...

Trashdetectives パリ最先端のエコ生活は昭和30年代風?

非営利団体「Trashdetectives トラッシュデテクティブ」が、資源の無駄をなくす方法を伝授するアトリエを行なっているので出席してみた。食べ物の無駄は、野菜くずをコンポストにすればいい。パリのアパートにコンポスト箱を置くには建物の共同所有者組合の了解が必要だが、道端にコンポストボックスを設置する自治体も...

マダム・キミのシルバーラウンジ:シボ美帆さん

シボ美帆さんは静岡県生まれ、高校時代にドフトエフスキー作品に魅せられ早大の露文科に入るが学園紛争で大学閉鎖。翌年西洋史に変更。74年来仏しトゥールに滞在、学食で出会ったMは法学を専攻。ファックスもSMSもない時代、彼女の帰国後は毎日文通。郵便ストの時はMはベルギーまで投函に。75年結婚。彼は79年にパリ郊外マラ...

ルソーの静かな食卓 〈10〉

18世紀の哲学者ルソーは、独特の教育書『エミール』(1762年)で、子どもを「肉食動物」にしないことが大切だと説いている。興味深いのは、それが栄養学とは違う視点で論じられていること。 「それはかれらの健康のためにではないにしても、かれらの性格のためにだ。経験をどんなふうに説明してみても、一般に肉をたくさん...
 

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