連載コラム

Léon Flamのバッグ

イタリアと並んでバッグメーカーが多いフランスでは、バッグにこだわりを持つ人も多い。数あるメーカーのなかでも国内生産にこだわるブランド 「レオン・フラム」のアトリエを、中部のシャティヨン・シュール・アンドルに訪ねた。...

マダム・キミのシルバーラウンジ:Y子さん

Y子さんは名古屋に生まれ、現在68歳。彼女の祖母は20世紀始め16歳の時、船でハワイとアメリカ本土に行き、カリフォルニアで邦人男性と結婚したが4年後に離婚して帰国したという。父親は町工場を経営。Y子さんは名古屋の大学の仏文科を出て、72年ミュンヘン五輪では通訳。77年シュトゥットガルト、ミュンヘンに滞在後パリに...

石油が高騰しても対応できる町 

Ville en transition Ville en transition(日本語ではトランジション・タウン)が増えている。直訳すると「移行中の町」。エネルギー消費、交通、経済などを変えて、石油価格が高騰しても対応できるしなやかな町を指している。石油価格が高騰した時の生活破綻を避けるために、住民たちが具体的に...

ルソーの静かな食卓 〈9〉

18世紀フランスの上流社会では、乳母に授乳や子育てを任せきりの母親がほとんどだった。そして、労働に追われる乳母たちは、子守りの手間をはぶくために幼子をしっかりと産着でつつんでしまった。 哲学者ルソーは、そんな習わしにメスを入れる。母親は自ら子どもに母乳を与えるべきだし、乳児の体の動きをさまたげるようなこと...

Ateliers Lison de Caunesの麦わら細工

箱形の腰掛け。 Banquette "Lotus" Lison de Caunes Créations® 寄せ木細工は古代から家具、壁、床などに使われ、城や貴族の館でよく見られる伝統工芸だが、木の代わりに麦わらを使う麦わら細工(marqueterie de paille)のほうはあまり知られていない。元々は極東...

ルソーの静かな食卓 〈8〉

哲学者ルソーの代表作とされる『エミール』(1762年)は、他に類をみない不思議な書物だ。それはエミールという男児が成人するまでの過程をなぞる物語ではあるけれど、小説というカテゴリーを明らかにはみ出ている。作者独自の哲学や宗教観、また、社会や教育についての意見がたっぷりと盛り込まれていて、まるで専門書が何冊も詰め込まれた...

トランス体験を治療に応用

モンゴルでシャーマンになったコリーヌ・ソンブランは、科学者と協力して、シャーマンが陥るトランスの脳内メカニズムを脳波測定などで解明し、治療に使えないかと考えている。 ソンブランは、ラジオの仕事でモンゴルに行き、遊牧民ツァータンのシャーマンの儀式を録音したとき、太鼓の音でトランス状態に陥った。シャーマン修行を勧められたソンブランは、モンゴルに通って儀式を習得した。その軌跡を描いた映画『Un monde plus grandより大きな世界』が10月30日に公開される。監督はファビエンヌ・ベルトー。主演はセシル・ドゥ・フランス。...

マダム・キミのシルバーラウンジ:とし子さん

東京生れのとし子さんは75歳。日系メーカーの仏支社に兄が勤めていたので、1969年に来仏。高度成長期に、駐在員や芸術家、料理店経営者、免税店で働く日系人が急増する中で、日本人会はパリ在住者の横のつながりを密にしていった。同会内の高齢会員のためにできたのがマロニエの会。故上野初代会長(料理店元経営者)を継ぎ、とし...

ルソーの静かな食卓 〈7〉

楽園のようだったサヴォワの田舎での暮らしは、ルソー最愛のヴァラン夫人が新しい恋人を見つけたこともあって終わりを告げる。その後のルソーは、パリでディドロをはじめとする文学者と交流するようになったり、論文が認められたりと、30代後半には社交界でも知られる存在になっていった。ところが、その心は、いつもむなしく自然を追いか...

マダム・キミのシルバーラウンジ:みゆきさん

みゆきさんは1940年、北海道の小樽で生まれた 、4人兄弟姉妹の長女。警官だった父は出征しないで済んだ。終戦後、父の転勤に伴い北海道内各地で少女時代を送った。高卒後、東京の電気・放送専門学校の雑誌部で電器屋の息子と出会う。彼の「郷里に帰らんか」のラブレターに動かされて結婚し2児を産む。パリ帰りの若い女性の話を聞...
 

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