連載コラム

ルソーの静かな食卓 〈12〉

フランス18世紀は、性愛に対して自由だったとされている。ルソーとも一時期交友があった哲学者のディドロなどは、ポルノと呼ばれてもおかしくないような小説をものした。だが、プロテスタントの教えを受けて育ったルソーにとって、快楽はどこか罪深いもの。大流行したルソーの恋愛小説『新エロイーズ [...]

よむたび。〈26〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海

『 来ては過ぎゆく日々(仮題) 』 Les jours viennent et passent へムリ・ブーム著 Gallimard刊 2019年 カメルーン、過去と現在。 筆者はへムリ・ブームを前作『マキザール』で知った。フランスとの間で激しい闘いとなった植民地カメルーンの独立 [...]

Agnès b.のカーディガン・プレッション

シンプルでいながらシックなカジュアルウェアとして日本でも人気のあるAgnès b.(アニエスベー)。ファッション誌「Elle」のスタイリストだったアニエスさんは1973年に自分のブランドを立ち上げ、パリのエスプリにあふれた製品を作り続けてきた。なかでも、スナップボタンが特徴の「カ [...]

貧困者に食事を無料で提供

11月21日から3月13日まで、これが35年目になる、貧困者に食事を無料で提供する Restos du cœurがオープン。昨年は全国約2千カ所のセンターに90万人が登録し、1億3350万食が提供された。 登録している人の51%は26歳未満で、80%は毎月513€以下で生活してい [...]

クリスマスを前に慈善の意味

慈善団体「エマウス」を創立し、生涯を貧困者救済に捧げ、2007年に亡くなったピエール神父のことば。クリスマスを前に慈善の意味を考えさせられる。「政治家は数字を通してしか貧困を知らない。数字を前にしては涙は出ないものだ」。 [...]

「ヨーロッパシティ」計画が中止に。

市民団体が長年反対してきた「ヨーロッパシティ」計画 (本紙855号)は、11月7日、ついにマクロン大統領が中止を発表した。シャルル・ドゴール空港とパリの間にある750ヘクタールの「ゴネスの三角地帯」中の80ヘクタールの農地をつぶしてショッピングセンターや娯楽施設を作る計画だった。 [...]

ルソーの静かな食卓〈11〉

18世紀に書かれた一種の教育書『エミール』(1762年)において、触覚、聴覚、視覚といった感覚の中で、わたしたちにもっとも重要なのは味覚だとされている。著者である哲学者ルソーにとっての好ましい味覚とは、自然に近いもの。「結局、わたしたちの味覚は単純であればあるほどいっそう普遍的」 [...]

Atelier Anne Hoguetの扇子

近年は猛暑のせいで扇子を使う人が増えているようだが、日本と違ってあまり日常的に使われないフランスでは、扇子は装飾品、美術品または歴史映画に出てくる小物という認識のほうが一般的だ。映画や演劇、オペラ、オートクチュール用に扇子を手作りする伝統工芸匠の称号を持つアンヌ・オゲさんのアトリ [...]

マダム・キミのシルバーラウンジ:菅氏

菅氏は1939年、東京生まれ。父は京大法学部を出、日本鋼管に勤務。菅氏は上智大卒業後1963年から大手航空会社に就職。2歳年上の自由学園卒の妻とは大学で知り合い結婚、生涯の伴侶に。定年後は息子2人、孫たちに囲まれ第二の故郷パリ郊外で50年来生活。数年前からエッセイ「フランス通信」 [...]
 

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