フィルハーモニー・ド・パリは、プログラムも充実しているし音響も最高だけれど、残念なのは2400席がすぐに売り切れてしまうこと。そこで、秋以降の新シーズンの予約も開始されたので、ここを拠点とする、世界一流のオーケストラに引けをとらないパリ管弦楽団のコンサートを紹介。
9月12日と13日は、首席指揮者ダニエル・ハーディングによるブルックナーの交響曲5番。金管楽器が大ホールに響きわたるだろう。それにルネサンスの作曲家ジョスカン・デ・プレの静ひつなモテットという組み合わせ。ハーディングらしいプログラムだ。
10月3日と4日は、ドイツ音楽の指揮でトップクラスのトーマス・ヘンゲルブロックによるベートーヴェンの交響曲7番とプロコフィエフのピアノ協奏曲2番。イゴール・レヴィットのピアノの冴えが聴きものだ。
11月28日と29日は、ハーディングの指揮でマーラーの交響曲1番『巨人』。そのうえイザベル・ファウストのヴァイオリンでベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲と豪華。以上はまだ残席あり。早めに予約をしてくださいね。いずれも20h30開演。10€〜50€。(真)
Philharmonie de Paris
Adresse : 211 av.Jean-Jaurès, 75019 Parisアクセス : M°Porte de Pantin
URL : philharmoniedeparis.fr