オペラ『Le Pavillon d’Or / 金閣寺』フランス初上演

3月21日(水)〜4月15日(日)

photo:Klara Beck

 三島由紀夫『金閣寺』のオペラは、ベルリン・ドイツ・オペラ座の委嘱で黛敏郎が作曲、脚本はドイツ語、同オペラ座付きの作家クラウス・H.ヘンネベルクが書き、1976年に同オペラで初演された。今回は、同作品を仏ラン国立歌劇場と東京二期会が共同制作し、宮本亜門の演出、ポール・ダニエルの指揮でストラスブール(3/21、24、27、29、4/3)とミュールーズ(4/13、15)の国立歌劇場にて上演。フランスでの上演はこれが初めて。

 三島由紀夫と黛敏郎は、1950年に黛がフランス留学している時にパリで初めて出会っている。映画音楽の仕事が多い黛は、小説『金閣寺』を映画化した『炎上』(1958/市川崑監督、市川雷蔵主演)でも音楽を担当。ほかにも三島作品だけでも『潮騒』『炎上』『黒蜥蜴』『愛の渇き』などの映画、演劇『葵上』『班女』などのために作曲。三島は『金閣寺』をオペラ化することを承諾した時には初演に立ち会うとしていたが、70年に自殺し、本作を観ることはなかった。

 各公演の1時間前には、この作品を理解するための解説 ”introduction”(30分)もある(24日は日本語)。 他にも『金閣寺』を人気俳優スタニス・ノルデが朗読+日本の現代音楽作品を主にしたコンサート(ストラスブール、3/23 18h30)や、三島由紀夫に関する展覧会、子どものための折り紙、書道、漫画教室などのイベント多数: www.festival-arsmondo.eu/

予約
● Opéra de Strasbourg :
0 825 84 14 84(0,15€/分)
月〜金 10:30−12:30
● Opéra de Mulhouse – La Filature:
03.8936.2828
火〜土 13:30−18:30

ほか『金閣寺』関連イベント:

《宮本亜門、ポール・ダニエル両氏との出会い》

宮本亜門氏と指揮者のポール・ダニエルがクレベール書店にてトーク。photo:DR

Rencontre avec Paul Daniel & Amon Miyamoto
3/20(火)18h
Librairie Kléber クレベール書店にて(無料)
1 Rue des Francs-Bourgeois 67000 Strasbourg
Tél: 03 88 15 78 88