ジャン=マリ・ルペン国民戦線党(FN)名誉党首の反ユダヤ主義的発言をめぐって、マリーヌ・ルペンFN党首と父親がメディアを通して反目し、話題になった。きっかけは6月6日に父ルペン氏がFN公式サイトの自分のブロッグに掲載したビデオ。FN市政の町では公演しないとしたユダヤ人歌手・俳優パトリック・ブリュエルさんに対し、父ルペン氏はそのビデオで「今度はかまどで焼いてやる」と発言。ホロコーストを暗示する発言に各方面から非難の声が上がった。娘のルペン氏はビデオをFNサイトから削除し、「政治的ミス」と父親を批判。対する父親の逆襲に、娘は19日に「FNの将来を担っているのは私」と、反目が続いていたが、24日に和解した模様だ。
