Nuit Blanche 2023
夕方から夜中まで、町でアートを楽しめる「ニュイ・ブランシュ」。今までは10月に開催されてきたが今年は初めて、天候も理想的な6月に開催される。
今年のテーマは〈セーヌ川〉。パリからルーアンを通りルアーヴルへと注ぐセーヌは、経済と文化の軸。今年はルーアンとルアーヴルとパリ同時に行われる灯りのイベントも。多くのイベントが、セーヌ川、運河など水辺で行われる。
以下、子どもも大人も一緒に楽しめそうなものをピックアップしました。
それぞれのイベントは時間が違うので、各イベントのページを開いて場所と時間をご確認ください。
公式サイトでイベントを探す→ nuitblanche.paris
La Rumba
パリ市庁舎広場とその周辺(セーヌ河岸)
去年に続き今年もニュイ・ブランシュのアート・ディレクターを務めるキティ・ハートルによるプログラム「ラ・ルンバ」。19hから、不思議な動物や怪物Yétisが登場したり、中国の獅子のような動物のアクロバティック・ダンス、ナントのロックバンドGREEN LINE MARCHING BANDや、リオからやってくるTechnoBrassの演奏など。
・PLAYSACK 1968 – réédition 2023
6〜10歳向けの仮装コーナー。フレドゥン・シャプールが60〜80年代にデザインした、カエル、シマウマ、狐、クマ、ライオン、パンダなどの衣装を着けることができる。
Parvis de l’Hôtel de Ville, 75004 Paris M° Hôtel de Ville
Concert électro des taupes géantes Maulwürfe
巨大モグラのコンサート
巨大モグラのエレクトロ音楽グループ Maulwürfeによるコンサート。Maulwürfeは現在アルスナル建築資料館で開催中の« Paris Animal »展に登場する演出家で造形家のフィリップ・ケーヌによって作られたキャラクター。
Lucha VaVoom
シャトレでプロレス・ショー
(21h30〜01h45、30分のショーが6回。各ショーの後15分の休憩)
シャトレ広場付近にボクシングのリングが登場し、そこで米リタ・ダルバートによるメキシカン・プロレス/ダンスのスペクタクル「Lucha VaVoom」。 メキシコ、ロス、ヨーロッパ各地からやってくるメキシカン・プロレスのスターたちがリング上で得意技を披露。コスチューム、マスクも注目。
Street Opera / Opera River
セーヌ川と運河沿いでオペラの歌声
シテ島両突端の公園で、ロッシーニ、プッチーニ、ベルディやビゼーのアリア(Street Opera)。
ヴェルナー・ヘルツォーグの映画『フィッツカーラルド』のように、レコードプレーヤーを乗せた舟がアルスナルのハーバーや、サン・マルタン運河の水上を、20世紀の伝説的歌手の歌声を流しながら進んでゆく。
Éternel Mucha
永遠のミュシャ
ミュシャ財団の協力のもと、アール・ヌーヴォーの旗手アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)のデジタル展覧会« 永遠なるミュシャ Éternel Mucha » 。Le Grand Palais Immersifで。超高画質映像、音楽と香り、インタラクティブ性を駆使して、今日もアーティストにインスピレーションを与え続けるミュシャを讃える。
SUNSET IN PARIS
この日、パリの太陽は沈まない
セーヌに浮かぶ大きな “彫刻” インスタレーション。タイトルは「日没」。オランダを活動拠点とする、Mike RijnierseとLudmila Rodrigues ふたりの作品。サン・ルイ島の突端。
Résonance Géométrique
パリ、ルーアン、ル・アーヴルでも同時に見られる
スペイン出身のアーティスト、ハヴィエ・リエラ(1964-)による灯りのインスタレーション。それぞれの場所の自然や、植物を背景をスクリーンとして幾何学的なモチーフを映写する。パリではシテ島(Vert Galant公園)、ルーアンとルアーヴルでも同時に見られる。
Informations
▷ 事前にインフォメーションを集めるなら:
Paris Rendez-vous
29, rue de Rivoli, 75004 Paris (10 h – 19 h)
▷ ニュイ・ブランシュ当日のインフォメーション(3 juin 19-01h ):
Parvis de l’Hôtel de Ville, 75004 Paris
Place de la Bastille, 75004 Paris
Port de Solferino, 75007 Paris