モンドリアンの具象画 – Mondrian figuratif

Piet Mondrian ”Ferme près de Duivendrecht”
©Kunstmuseum Den Haag, The Hague, the Netherlands

最初から抽象を描くアーティストは少なく、具象から抽象に行く人が多い。幾何学的抽象で知られるピエト・モンドリアン(1872−1944)は、最後は抽象だけになるのだが、抽象と同時に具象も描いていた時期があった。それを証明するような展覧会だ。モンドリアンの人生を変えたパトロン、サロモン・シュライパーとの交流を軸に、シュライパーが所蔵していた作品を展示している。

1915年に友人の家で初めてモンドリアンの抽象画を見たシュライパーはそれを購入し、以前に描いた具象画も買っていった。シュライパーの好みは具象画の方だった。19歳の時に描いた18世紀の絵画のようなウサギの静物画を見れば、モンドリアンの卓越した技術がわかる。画家の内的風景を表すようなオランダの田舎家や、オランダでのクロッキーから起こしてパリ滞在中に描いた風車には光の効果が美しく出ている。

自然主義風、表現主義風、キュービズム風、点描風…それらを見た後で最後に出てくるのが、毎朝描いていた花の水彩画だ。一輪のバラや、しおれかけた菊が人間のように見えてくる。画家とパトロンの関係は1930年、「昔風」の絵を描く時間はないと、画家がパトロンの提案を断ったときに終わった。(羽)


Musée Marmottan Monet

Adresse : 2 rue Louis-Boilly, 75016 Paris , France
URL : www.marmottan.fr
(月休) 2020年1月26日まで。10h -18h、木は-21h 12€/8.5€/7歳未満無料

 

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